【※2020年10月2日に今期2度目の「増配」を発表!】
大阪有機化学工業、今期2回目の「増配」発表で、配当額は6年で4.6倍! 6期連続増配となる2020年11月期は前期比6円増の「1株あたり46円」、配当利回り1.6%に

 大阪有機化学工業(4187)は、2020年11月期の配当予想を修正して、前期比で「増配」とする予想を、2020年6月19日の17時に発表した。これにより、大阪有機化学工業の配当利回り(予想)は2.15%にアップし、「連続増配期間」は"5期"から"6期"に更新される見通しとなった。

 大阪有機化学工業は、2020年11月期の配当を、中間配当(5月・権利確定済み)が「23円」、期末配当(11月・予想)が「20円」、合計の年間配当額は「1株あたり43円」に修正すると発表した。

 中間配当の前回予想は「20円」だったので、前回予想より「3円」の増配となる。なお、期末配当の予想は据え置きとなっている。今回の増配発表により、大阪有機化学工業の配当利回り(予想)は2.00%⇒2.15%にアップした。

 また、大阪有機化学工業の2019年11月期の配当は「1株あたり40円」だったので、前期比で「3円」の増配となる見込み。
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 大阪有機化学工業は今回、配当予想の修正とともに業績予想の修正(前回予想比で減収増益)を発表している。

大阪有機化学工業は株主還元について「配当性向30%を目安」としているため、今回の業績予想の修正に伴って、配当予想の修正(増配)が決まった形だ。ただし、今回「増配」が発表されたのは、すでに権利が確定している2020年11月期の中間配当である点には注意しておこう。

 なお、配当予想と業績予想の修正が発表されたことを受けて、大阪有機化学工業の株価はSBI証券の夜間取引(PTS取引)で一時、発表当日(2020年6月19日)の終値1995円より240円も高い2235円(+12.03%)を記録しており、来週の株式市場でも注目を集めることになりそうだ。
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大阪有機化学工業の過去8期の配当の推移は?■大阪有機化学工業(4187)の過去8期の配当の推移期年間配当額 期年間配当額2013/1110円2017/1129円2014/1110円2018/1136円2015/1115円2019/1140円2016/1125円2020/1143円
(予想)

 大阪有機化学工業は2015年11月期以降、連続増配を継続しており、2020年11月期の配当予想「1株あたり43円」が予想通りに実施されれば”6期連続増配”を達成することになる。
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 また、大阪有機化学工業の配当額の伸び具合にも注目しておきたい。連続増配が始まる直前の2014年11月期から2020年11月期までの6年間で、大阪有機化学工業の年間配当額は「1株あたり10円」から「1株あたり43円」まで、4.3倍に増加している。


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 配当が増えているということは業績が好調な証拠でもある。実際に、大阪有機化学工業の株価は2014年11月の終値489円から本日(2020年6月19)の終値1995円まで、4.07倍に上昇している。なお、大阪有機化学工業の株価は「コロナ・ショック」で一時的に下落したものの、2020年6月11日には上場来高値2097円を記録している。

■大阪有機化学工業(4187)の株価チャート/月足・8年

大阪有機化学工業の配当利回りは?

 大阪有機化学工業の2020年6月19日時点の株価(終値)は1995円なので、配当利回り(予想)は以下のようになる。

【※大阪有機化学工業の配当利回り】
株価:1995円
年間配当額:43円
配当利回り=43円÷1995円×100=2.15%

 大阪有機化学工業の配当利回りは2.15%。2020年5月の東証1部の平均利回りは2.14%(配当実施企業のみ)なので、大阪有機化学工業の配当利回りは「平均的」と言える。

なお、大阪有機化学工業は株主優待を実施していない。

 大阪有機化学工業は、アクリル酸エステルの総合メーカー。アクリル酸エステルの生産技術は業界トップレベルで、世界で数社しか製造していないニッチな主力製品も持っている。2020年7月期(通期)の連結業績予想は、売上高3.5%増、営業利益1.0%増、経常利益2.0%増、親会社株主に帰属する当期純利益12.4%減となっている(すべて前期比)。
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■大阪有機化学工業業種コード市場年間配当額(予想)化学4187東証1部43円株価(終値)単元株数最低投資金額配当利回り(予想)1995円100株19万9500円2.15%※株価などのデータは2020年6月19日時点。最新のデータは上のボタンをクリックして確認してください。