では、そんな理系学生が注目しているのは、どんな企業なのでしょうか。
就職・転職のためのジョブマーケット・プラットフォーム「OpenWork」を運営するオープンワーク株式会社は、13万人以上の登録がある22年卒の学生ユーザーがOpenWorkでどんな企業に注目し、企業研究を行っているのかを調査。これまで発表されてきた人気企業ランキングではわからない、学生が社員クチコミを「実際に調べている」企業を明らかにしました。
今回はその中から、理系学生が注目している企業のランキングを紹介します。
※OpenWorkを利用する2022年卒の学生ユーザー13万92人(2020年3月7日時点)に限定し、検索された数の多い企業を集計。今回はその中から、理系学生4万5972人に検索された数の多い企業をランキングにしている。
1位エヌ・ティ・ティ・データ、2位ソニー理系学生が選ぶ就職注目企業ランキング
「理系学生が選ぶ、就職注目企業ランキング」1位に選ばれたのは、エヌ・ティ・ティ・データです。2位はソニー、3位は日立製作所となりました。
そして4位には野村総合研究所、5位にはアクセンチュアがランクインしています。
理系学生の就職注目企業で働く新卒入社社員のクチコミを紹介!
今回の理系学生の就職注目企業ランキングでは、2位のソニーをはじめとした大手メーカーが上位に多くランクインしました。8位には、22年卒採用から理系学生の学校推薦廃止を発表したトヨタ自動車が入っています。
では実際に、理系学生が注目する企業には、どのような働きがいがあるのでしょうか。
2位 ソニーの社員クチコミ
「自分が少しでも開発に関わった商品が、世の中に出たり、CMで流れているのを見ると、やはり嬉しく思う。生活に必須ではないものの、夢を与えたり豊かにしたりする商品を扱っているのが誇らしい。
選抜制で管理職候補のための研修があり勉強になる。入社3年目くらいまでは定期的にロジカルシンキングや専門分野(プログラミング)の研修があり同期と会えるのもあり和気あいあいと楽しめる」(エンジニア、女性)
8位 トヨタ自動車の社員クチコミ
「若いうちから責任のある仕事を任せてもらえる。社内で相談に乗ってくれる人も多く、放って置かれるという事態にはならない。仕事を通して技術者として成長出来ていると感じられる。教育プログラムや自身の担当業務に関する社内フォローもあり、キャリア開発において十分な環境が整えられている」(開発、男性)
理系学生は、文系学生に比べて学生時代の研究領域を生かした就職を考えている人も多いことでしょう。自分の知識やスキルが生かせるのか、こうした社員クチコミなども参考にしながら、企業選びを行うのも一つの方法かもしれません。
(本記事はOpenWork[オープンワーク]からの提供データを基に制作しています)