JR東日本の子会社でベンチャーへの出資や協業を推進するCVCのJR東日本スタートアップ株式会社と、「調理ロボットサービス」を開発しているコネクテッドロボティクス株式会社は、エキナカの飲食店施設のロボット化、特に駅そばロボットの開発及び展開にむけて、資本業務提携することを合意したと発表した。

■駅そばロボットの開発及び展開について

JR東日本グループは、エキナカ飲食店を数多く展開している。
エキナカの飲食店では以前より人手不足が深刻化しており、調理の省力化や自動化が大きな課題となっていた。また、コロナ禍により非接触となるロボットの活用ニーズが更に高まっているという。

こうした中で、JR東日本グループは、コネクテッドロボティクスの調理ロボットに特化したAIや制御技術を活用し、駅そば業態をロボットテクノロジーで革新することで、人手不足の解決と味の均一化による飲食店の価値向上の実現を目指した連携を行ってきた。実証実験を行った「そばいちnonowa東小金井店」では、有効性の検証が十分に出来たことから、本格展開に向けて今回の資本業務提携に至ったとのことだ。今後はこの連携を通じて、駅そばを始めとしたエキナカ飲食店のロボットテクノロジーによる革新を目指すという。