道枝演じる謎多きカリスマ転校生・美島零(みしま・ぜろ/通称:ゼロ)に導かれ、「マルス」という動画集団を結成した落ちこぼれ高校生たち7人が大人社会に反旗を翻していく姿を、『3年A組―今から皆さんは、人質です―』の人気脚本家・武藤将吾が3年ぶりに完全オリジナルで描く、爽快な新感覚青春ドラマ。
桐山球児(泉澤祐希)の死という衝撃のラストで幕を下ろした第5話。そして、「マルス」の中にいた“裏切り者”=クロッキー社のスパイは貴城香恋(吉川愛)だったことも判明。ミスターKを名乗り、ネット上で「マルス」への攻撃を扇動していた香恋は、ゼロの最愛の人であった倉科エリ(大峰ユリホ)の死にも関わっていたことがわかり、「マルス」メンバーはそのあまりに残酷な現実に言葉を失うのでした。球児の死という最大の悲劇、香恋の裏切り、もはや崩壊寸前の「マルス」ですが、さらにゼロ(道枝)までもが姿を消してしまう。
無期限の活動休止も言い渡され、もはや「マルス」の空中分解は不可避の中、今後の展開を大きく左右する最重要人物、エンダーグループ会長・西城澪子(原田美枝子)がついに登場。
そしてついにゼロが帰還。ある人物から在りし日の球児が遺した言葉を聞いたメンバーは、それぞれの思いを胸に再び立ち上がる。最愛の人の復讐のため、そして腐った大人社会を壊して、自分たちの世界を取り戻す革命のため、いよいよ宿敵・國見への反撃が始まる。そして、「マルス」の再集結に一役買うことになる“ある人物”にも注目だ。
<第6話あらすじ>
クロッキー社の國見亜門(江口)から名誉毀損で訴えることを公表された美島零(道枝)たち「マルス」。「「マルス」を社会から排除せよ」と世論を扇動する動画配信者・ミスターKによってアンチコメントが増殖し、いよいよ追い込まれた「マルス」は当面の活動を休止することに。なんとか「マルス」の信用を取り戻すため独断で動く二瓶久高(井上祐貴)と桐山球児(泉澤)だったが、その渦中、ホストの雅(上田竜也)ともみ合った球児が非常階段から転落し、命を落としてしまう。
球児の死から1か月――逢沢渾一(板垣李光人)らは学校から無期限の活動休止を言い渡され、ゼロは姿を消していた。貴城香恋(吉川)や桜庭杏花(横田真悠)、呉井賢成(山時聡真)らメンバーは学校内で会っても、互いに目も合わそうとせず、「マルス」は空中分解したまま……。
そんなある日、突然ゼロが姿を現す。
その頃、大手流通産業・エンダーグループとの業務提携を開始したクロッキー社は、ビッグプロジェクトをいよいよ始動。SNSのクロッキーの登録者数はみるみるうちに増え、いずれは政府と連携して運転免許証や保険証も紐付けられ、身分証として使えるようになるほど、日本を席巻していた。しかしエンダーグループの西城澪子(原田)は、國見と中国企業のよからぬ関係を指摘。
ゼロの帰還によって、香恋と球児の一件以来、学校を休んだままの賢成を除いた「マルス」が再結集。ある人物から在りし日の球児が遺した言葉を聞いたメンバーは、それぞれの思いを胸に再び立ち上がる。
一方、「マルス」を陥れ、崩壊へと導いた香恋を呼び出し、ゼロはある事実を告げる。