開局65周年を記念して、フジテレビの新旧ドラマを無料で視聴できるキャンペーン「フジドラSPRING!」が4月10日(水)まで開催中。今回は、フジテレビの動画配信サービス「FOD」で無料配信中の40タイトル超の中から、人気の医療ドラマをピックアップして紹介する。


坂口憲二が主演を務めた2006年放送の『医龍 Team Medical Dragon』は、同名コミックを原作に破天荒な天才心臓外科医・朝田龍太郎の奮闘を描き、後にシリーズ化されるほどの絶大な人気を博した。権力争いや院内のヒエラルキーなど、大学病院の抱える諸問題を取り扱ったテーマ性もさることながら、龍太郎がバチスタ手術のための「チームドラゴン」を結成する過程も見どころの一つ。看護師の里原ミキ(水川あさみ)、研修医の伊集院登(小池徹平)、内科医の藤吉圭介(佐々木蔵之介)、心臓外科助教授の加藤晶(稲森いずみ)、麻酔医の荒瀬門次(阿部サダヲ)といった優秀なメンバーが龍太郎のもとに集い、チームとして困難を乗り越えていく。

2017年放送の『コード・ブルー-ドクターヘリ緊急救命-THE THIRD SEASON』は、救急医療用ヘリコプターをテーマにしたメガヒットシリーズの3作目で、主演の山下智久を筆頭に、レギュラーメンバーの新垣結衣戸田恵梨香比嘉愛未浅利陽介も続投。さらに、有岡大貴成田凌新木優子馬場ふみかが演じるフライトドクターとフライトナースの候補生も加わり、前シリーズとはまた異なる展開を見せている。フライトドクターとして成長した藍沢耕作(山下)が、冷静さの中にも熱さを秘めながら、患者を救うために力を尽くす姿は感動を呼ぶ。


医療ドラマとして初めて放射線科が舞台となった前作と同様に、2021年放送の続編『ラジエーションハウスII~放射線科の診断レポート~』でも、窪田正孝演じる天才放射線技師・五十嵐唯織の活躍が描かれた。放射線科“ラジエーションハウス”の規模が縮小され、様変わりした甘春総合病院に戻ってきた唯織だったが、その中でも患者を救うために奔走し、同じ放射線技師の甘春杏(本田翼)や広瀬裕乃(広瀬アリス)といったメンバーと再び働くことになる。窪田のハマり役でもある唯織は、普段はポンコツながら、いざという場面では鋭さを発揮するギャップが魅力。思いを寄せる幼馴染の杏とのシーンも話題になった。

知られざる病院薬剤師の世界にフォーカスした2020年放送の『アンサング・シンデレラ 病院薬剤師の処方箋』は、患者に処方する薬にまつわるストーリーが展開。石原さとみ演じるお団子ヘアの薬剤師・葵みどりが“縁の下の力持ち”として、糖尿病や月経困難症など、様々な病気に苦しむ患者たちと真摯に向き合っていく。
そして、みどりの良き理解者である先輩薬剤師の瀬野章吾(田中圭)も本作のキーパーソンの1人。物語の後半には、瀬野がある事態に直面し、みどりと共に試練を乗り越えようとする。

吉沢亮が主演を務めた2022年放送の『PICU 小児集中治療室』は、広大な北海道では運用が難しいとされてきた小児専門の集中治療室“PICU”で戦う人々の姿を追ったメディカルヒューマンドラマ。吉沢扮する駆け出しの若手小児科医・志子田武四郎が、PICU科長の植野元(安田顕)らと共に厳しい現実に直面しながらも患者の子供たちに寄り添っていく。そんな本作の続編となるオール新作のスペシャルドラマ『PICU 小児集中治療室 スペシャル 2024』(フジテレビ系)が4月13日(土)21時より放送。成長した“しこちゃん先生”の帰還に、SNSでは喜びの声が上がっている。


他にも、この春は杉咲花が主演を務める『アンメット ある脳外科医の日記』(カンテレ・フジテレビ系、毎週月曜22:00~)が、4月15日から放送スタート。杉咲は過去2年間の記憶がなく、日々の記憶も留めて置けない“1日記憶”の脳外科医を演じる。心臓外科医から脳外科医まで、独自のテーマでそれぞれの色を出している医療ドラマは、人気の高いジャンルだけあって名作も多い。無料配信中の今こそ、気になる作品をチェックしてみてはいかがだろう。