ドイツ代表がデータを駆使した究極のポゼッションサッカーで世界を制したのが2014年のこと。以来、サッカーではデータ分析が常識となり、勝敗を分ける大きな鍵の一つとなっている。その転換期から10年が経った今、日本のイノベーションが世界を驚かせていた。
ユー・トウキョウ・フットボールラボが開発したのは、ゴールキーパーのための練習データ分析システム「スマートゴール」。このシステムは、これまで定点でしか見られなかったキーパーの動きを3DCG化し、あらゆる角度から捉えられるようにした。クロスバーに取りつけた2台の小型カメラで撮影した映像をAIがマッチング。
ラボが創設されたのは昨年の1月。対戦相手のスカウティングなどを行っていた部内のチームから、研究開発やデータ分析に特化したユニットとして独立し、現在は他大学の学生や大学院生も含め、総勢28名の精鋭が在籍している。ラボを結成することになったきっかけや、「スマートゴール」開発の動機などを、スタジオに登場したメンバーが説明。MCの勝村政信や解説の槙野智章らと共に、ラボとシステムの可能性についてトークを繰り広げる。
また、番組ではラボが取り組んでいる新たな取り組みにも着目。