医療創生大学(福島県いわき市)は7月12日、卒業研究発表会「ISU Academic Fes」を開催した。今回は初の試みとして、理学療法学科、看護学科、臨床心理学科、作業療法学科の合同で実施。
同日に行われたオープンキャンパスの参加者も発表を見学し、大学の「卒業研究」がどのようなものか思い描いている様子だった。


 医療創生大学は令和8年度、看護学部・健康医療科学部・心理学部を統合して総合医療学部(※指定申請中)を開設予定。最先端の医療技術に対応した専門分野の学びに加え、チーム医療の実践に必要な幅広い知識を学べる機会を提供し、医療現場での連携・協働に対応できる「次世代型の医療人材」を養成することを目指す。

 同学部では、学問分野横断型学習を重視。その一環として、初めて卒業研究発表会「ISU Academic Fes」を学科合同で行った。
 当日は、各学科の代表学生1名と大学院生命理工学研究科の学生1名が同大コンサートホールで口述発表を実施。その後、学習センターと2号館に場所を移し、各学科から選ばれた代表10名によるポスター発表が行われた。
 学術的な学園祭のような雰囲気の中、学生らは学科の垣根を越えて互いの研究成果を共有し、他分野への理解を深める貴重な機会となった。
 また、この卒業研究発表会はオープンキャンパス参加者にも開放。見学した高校生らは大学での「卒業研究」を具体的にイメージし、自身の進路選択に役立てていた。

■口述発表テーマ
[学 部]
・人工膝関節全置換術患者の歩行能力および Quality of life に対する術前理学療法の効果
 運動負荷強度の検討:ランダム化比較試験
  発表者:齊藤 陸(健康医療科学部 理学療法学科 4年)
・福島県内における訪問看護:文献検討
  発表者:佐藤 大雅(看護学部 看護学科 4年)
・「夢見時の情動体験尺度」の開発
  発表者:多田 優輝(心理学部 臨床心理学科 4年)
・認知症患者に対する個人回想法の実施方法と効果
  発表者:荒明 真汐(健康医療科学部 作業療法学科 4年)
[大学院]
・仙骨部の重度褥瘡に対する電気刺激療法の短期効果と長期効果の検討 ― Single case ABAB phase designs ―
  発表者:印南 優(生命理工学研究科 生命理工学専攻(博士後期課程)1年)

(参考:医療創生大学公式サイト)
・卒業研究発表会「ISU Academic Fes」を開催しました
 https://www.isu.ac.jp/releases/preview---id-3882.html


▼本件に関する問い合わせ先
企画課
住所:福島県いわき市中央台飯野5-5-1
TEL:0246-29-7117
メール:kikaku@isu.ac.jp


【リリース発信元】 大学プレスセンター https://www.u-presscenter.jp/
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