現在は人気ビデオゲームをドラマ化したAmazonの『フォールアウト』に出演しているカイル・マクラクランが、過去に自身が演じたキャラクターが好きそうな映画をピックアップしている。

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役柄に重ね合わせた絶妙な選出

カイルは、観賞した映画の情報を整理して記録できる「Letterboxd」の自身のアカウントを公開し、かつて自身が演じたキャラクターが好きそうな映画のリストを作成している。

そのリストによると、『SEX AND THE CITY』で演じたトレイ・マクドゥガルが好きな映画には、『40歳の童貞男』『アメリカン・パイ』『ガール・ネクスト・ドア』など、下ネタ満載のコメディ映画が目立つ。また、マザコンのトレイを揶揄してか、女優ジョーン・クロフォードの養女が出版した暴露本「親愛なるマミー」の映画版『愛と憎しみの伝説』や、トレイの母親と妻シャーロットの嫁姑関係に言及していると思われる『ウエディング宣言』もリストに名を連ねる。後者では、息子の結婚を阻止しようとする母親が、息子の婚約者と繰り広げる壮絶なバトルがコメディタッチで描かれた。

一方、『ツイン・ピークス』でカイルが演じたデイル・クーパー捜査官の好みは対照的だ。そのリストにはカイル自身が出演し、『ツイン・ピークス』のデヴィッド・リンチとタッグを組んだ『ブルーベルベット』と『ツイン・ピークス/ローラ・パーマー最期の7日間』が。そのほかにはアルフレッド・ヒッチコック監督の『裏窓』やホラー映画の古典『サスペリア』、イングマール・ベルイマン監督のスウェーデン映画『仮面/ペルソナ』もあり、クーパー捜査官の趣味はかなりニッチなようだ。

続いて、『デスパレートな妻たち』で演じたオーソン・ホッジのリストには、『危険な情事』や『リトル・ショップ・オブ・ホラーズ』『モンスター上司』『恋とスフレと娘とわたし』などがある。

最後に、『ママと恋に落ちるまで』で演じた船長のキャプテンは、その職業を反映してか、『JAWS/ジョーズ』『白鯨』『沈黙の戦艦』『タイタニック』『バトルシップ』『キャプテン・フィリップス』といった、海や戦艦を舞台にした映画ばかりが揃っている。

そして、気になるカイル自身のお気に入り映画には、『地獄の黙示録』とリドリー・スコット監督による『デュエリスト/決闘者』と『ブレードランナー』、ドイツ映画『U・ボート』がチョイスされている。

なお、カイルが出演する『フォールアウト』はシーズン2更新が決定したばかり。シーズン1はAmazon Prime Video(アマゾンプライム)にて配信中。(海外ドラマNAVI)

参考元:米Entertainment Weekly