気分はすっかり魔法使い?
本物の魔法の杖、と言ったら言い過ぎではあるが、自宅にあるテレビなどを杖の一振りでコントロールできたら、それはそれでちょっとした「魔法使い気分」は味わえるのではないだろうか。そんな愉快な杖が本当に発売されている。その杖の名前は「カイミラ」。製造は、それらしく(?)ハリー・ポッターの国イギリスの会社「The Wand Company」、日本では株式会社リンクスインターナショナルが代理店契約を結び、4月28日から発売を開始している。
種を明かせば「学習リモコン」
要は「杖の形をした学習リモコン」ということで、テレビなどのリモコンの赤外線コードを杖に転送して「学習」させるわけだ。ただ、この杖の真骨頂はここからで、家電をコントロールする際は、杖を上下に振る、左右に振る、回す、大きく早く振る、など、まさに魔法の杖さながらの動きで家電を操れるのが楽しいところだ。杖は13の動作を感知。つまり、13通りのリモコン機能を割り当てられる。実勢価格は6980円前後。
杖開発の源は父子のコミュニケーション?
今月25日には、日本での発売を記念して、杖の開発者で、「The Wand Company」の創設者でもあるクリス・バルナルド氏が来日、イギリス大使館で記念パーティーが行われた。小さなお子さんの目の前でやれば、父親の威厳もアップ間違いなしと思われる、この「カイミラ」だが、そもそもバルナルド氏は「dad can do(お父さんはできる)」という、父と子のコミュニケーションをテーマにしたサイトを立ち上げており、そこで最も人気の高かった記事から、このリモコンの魔法の杖が誕生したという。
バルナルド氏は「ガジェット通信」の取材に対し、こう答えている。
リモコンを開発したのではありません。あくまで魔法の杖を開発して、それにリモコンの機能をのせたと理解してほしいのです。
豊かな遊び心の持ち主のようだ。杖は世界ですでに65000本売れているという。
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