AIテクノロジーを用いた「声のフォント」
株式会社Yellstonは、2021年4月23日、Web音声合成サービス『CoeFont STUDIO』をリリースした。

同社は、東工大ベンチャーとしてAIを活用したサービスの開発・提供を手がける企業。
音声コンテンツ市場の開拓を目指し、AIテクノロジーを用いた「声のフォント」として『CoeFont STUDIO』を提供するに至っている。

アクセント調整やスピード調整もWeb上で可能
『CoeFont STUDIO』は、ディープラーニングによって人間の声の再現を実現すると共に、Webサイト上での音声合成も可能にしたサービス。イラストレーター・凪白みと氏がデザインを担ったキャラクター「アリアル」「ミリアル」が、ユーザーの入力した言葉をAI音声合成によって話すというものになっている。

キャラクターの「アリアル」は芯の通った声質を、「ミリアル」は透き通った声質を、それぞれ特徴として持つ。聞き取りやすい自然な音声合成を実現しており、アクセント調整やスピード調整といった操作もWeb上では利用が可能。作成した音声は、ダウンロードすることもできる。


全機能を期間限定で無料公開中
同社は、東京工業大学情報工学系に在学中の早川尚吾氏が創業したベンチャー企業。「すべてのクリエイターに声を届ける」というコンセプトを掲げて『CoeFont STUDIO』を開発したという。

なお『CoeFont STUDIO』は、リリースを記念して4月23日より全機能を期間限定で無料公開している。期間中、『CoeFont STUDIO』および同サービスにより出力した音声データは、営利・非営利問わず自由に利用することができる。

(画像はプレスリリースより)

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