日本映画テレビ技術協会の技術開発賞を受賞
顔認識システムとは「画像データ上にある人の顔から自動的に情報を読み取ることができるシステム」を指し、近年AI技術により、本人適合率が格段に向上している。

株式会社東芝(以下、東芝)は、2020年8月20日、東芝の高精度顔認識エンジンを採用したテレビ番組制作支援用「AI顔認識」システムが、日本映画テレビ技術協会の技術開発賞を受賞したことを発表した。


同賞は、毎年特に優秀な成果、業績を示した映画・テレビ等の技術に関係ある発明、考案、研究、開発などに贈られる。

本人適合率は99.74%
受賞した「AI顔認識」システムは、日本テレビ放送網株式会社との共同研究で開発され、日本テレビの参議院選挙の特番において本人適合率99.74%という高い被写体確認精度でサポートした。

従来は、全国の立候補者の被写体確認作業は人手で行っており、しばし誤報が発生していたが、同システムの採用により、確認作業が高速化され、より充実した報道番組の制作に貢献した。

今後は、同エンジンを搭載した東芝のメディア向け顔認識AI「カオメタ」のサービス展開を加速していくという。

(画像はプレスリリースより)

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