この記録は、既存光ファイバーを利用し、マルチバンド波長多重技術を用いた伝送容量の世界記録であり、今後増大する通信容量に対応可能であることが証明された。
新規で大容量光ファイバーを敷設することなく、容量増加が見込めるため、設備投資などの費用が抑えられる。
次の世代である6Gについても研究が着々と進んでおり、数年後には実験レベルであるが使えるようになる予定であるが、一方で有線通信である光ファイバー伝送路については、容量増加に合わせて敷設することが容易ではない。
既存の光ファイバーを含む設備を最大限に活用することができれば、5Gや6Gといった高速大容量無線通信の補完としての運用が可能になると期待される。
(画像はプレスリリースより)