ロイズといえば、生チョコレートなどでおなじみの北海道の菓子メーカー。以前コネタで紹介した「ポテトチップチョコレート」も販売しており、北海道土産の定番ブランドのひとつだ。


ところが先日、沖縄の物産展で見つけたのが「ロイズ石垣島」なる銘柄のチョコレート。あれ、ロイズって北海道では?

早速確認してみると、実は北海道のロイズとは姉妹会社であることが判明。設立は2007年だというが、それにしてもなぜ沖縄に?
「黒糖やラム酒、塩などをはじめとした沖縄の豊かな自然に育まれた魅力あふれる食材と出会い、それらを使ったお菓子をお届けしたいとの思いから誕生しました」
とロイズ石垣島の広報担当者。実際、ロイズ石垣島のお菓子には沖縄の食材が多く取り入れられ、個性豊かな味わいに仕上がっている。

たとえば、西表島・小浜島の黒糖を使った「黒糖チョコレート」やおまんじゅう「黒糖ちょこまん」、島とうがらしをブレンドした「沖縄(うちなー)島とうがらしクッキー」、「黒糖と沖縄ラム酒のパウンドケーキ」……などなど。商品ラインナップは実に多彩だ。

なかでも、とくに人気があるのが「石垣の塩チョコレート」だそうで、
「石垣島の海水を原料とした“石垣の塩”をミルクの風味豊かな板チョコレートの裏面に散りばめています。甘さと塩味のバランスが奥深い味わいを生み出しています」
実際に食べてみたが、塩の辛味がいいアクセントになっており、酒のつまみにも良さそう。また、2009年から販売している生チョコレートも好評で、黒糖や泡盛、南国フルーツの味わいを取り入れたものなど全5種を販売している。

商品は、那覇空港や沖縄県内の土産店で販売しているほか、オンラインショプでも購入可能。味に加えてカラフルなパッケージも沖縄らしいデザインだが、なんでも古くから沖縄・八重山地方に伝わる“ミンサー織り”の模様を取り入れているのだとか。北海道のロイズほどまだ広く知られてはいないので、レア感も高くお土産としても喜ばれるだろう。


北海道と沖縄が結びついた個性豊かな味わい、ぜひ一度お試しあれ。
(古屋江美子)
編集部おすすめ