最近はノンアルコールビールの種類も増え、なにかと重宝している人も多いはず。だが、たまには気分を変えて、ノンアルコールのワインはいかが?

ノンアルコールワイン自体は以前からあるが、今年3月にユニークな1本が登場した。
なんと、緑茶を使ってワインの渋みを再現したというのだ。それが山梨のワイナリー、シャトー勝沼が発売した「Katsunuma Grape」(カツヌマグレープ)。

シャトー勝沼の担当者いわく、
「“飲酒運転をなくしたい”という想いから生まれたアルコール0.00%、ノンアルコールのワインテイスト飲料です。お酒を飲むシチュエーションはさまざまですが、雰囲気だけでも楽しんでもらいたいと思っています」
緑茶と濃縮果汁をベースにした独自の製法で、ポリフェノールとカテキンを含みヘルシー。甘さを極力おさえ、ワインの風味を持たせているという。飲みたくても飲めないときはもちろん、パーティや祝いの席ではアルコールが苦手な人にとってもありがたい存在になりそうだ。


実際に飲んでみると、すっきり軽い飲み口が印象的。ほのかな苦みも感じられ、なるほど単なるブドウジュースではない。どこまでワインに近いと感じるかは人それぞれだが、本物のワインと比べるというより、純粋にこの味を楽しむのがオススメかも。これからの季節、かるく冷やして飲むと爽やかさが一層引き立つ。和食や中華、エスニックなど幅広い料理に合うのも嬉しい。

価格は1本1050円(税込)。
全国のスーパーや酒販店のほか、同社のサイトでも購入可。発売から3カ月あまりが経つが、休肝日や昼間の女性同士のランチなど、すでにさまざまなシーンで楽しまれている様子。今のところ、赤のノンアルコールワインのみだが、
「健康のことなどを考えて赤タイプの発売を優先しましたが、白ワインバージョンについても現在開発を進めております」
近い将来、白も発売予定とのこと。

日本有数のワイン生産地としてこれまで国内のワイン市場をリードしてきた山梨県。そんな山梨で甲州ワインの普及や国産ワインの需要喚起に力を注いできた老舗ワイナリーが手がけた新感覚のノンアルコールワイン。ワイン好きも苦手な人も一度試してみては。

(古屋江美子)