今年の夏、息子につきあって、はじめて「ポケモンのスタンプラリー」をやってみた。これはJR各社が夏休みに開催するイベントで、各駅においてあるポケモンというゲーム(アニメ)のモンスターのスタンプを台紙に集めるのだ。
期間が決まっていて、何日までに6コ集めるとグッズがもらえ、何日までに全部制覇するとまた何かもらえるとかになっている。ワシが参加したときは、すでにもうそういう期間は過ぎてたので、純粋にラリーだけ楽しむのにつきあった。

東京周辺の場合は、全駅めざすと95駅。これをやろうとすると、2000円くらいの「乗り放題チケット」が必要になる。東京の西の奥の方から千葉の中央部までいかないといけないので、時間的にも厳しい。
700円程度の「乗り放題」だと、もう少しこじんまりと、西荻窪から市川あたりまでの42駅ですむので、こちらを選択。
最初は大森からスタート。その後、飯田橋、田端、西日暮里、日暮里、三河島、南千住、北千住、金町、赤羽、十条、板橋、新大久保、高田馬場、目白、大塚、巣鴨、駒込と進み、鶯谷は4時の締切りに間に合わず。
3日後再チャレンジ。五反田、新橋、有楽町、鶯谷、尾久、浮間舟渡、北赤羽、大久保、東中野、中野、阿佐谷、荻窪、西荻窪。原宿、信濃町、四ツ谷、市ヶ谷、御茶ノ水、馬喰町、新日本橋といくが、ここで時間切れ。結局38駅で、4駅はあきらめた。


で、やってみてのアドバイス10。2011年度トライの参考になるかも。

1:一駅ずつが間違いが少ない
「飛ばして戻る」とか、策を弄したくなるが、策に溺れること多し

2:路線ごとに進む方がよい。路線の浮気は混乱の元
枝葉の路線を迂回したくなるが、これも溺れやすい。

3:乗り入れに注意
西日暮里でハマった。金町から日暮里に行こうとして、まちがって千代田線にのってしまう。JRじゃないのでスタンプがない。金払って地下鉄からでないといけないというトラップの思い出。

4:本数の少ない線もある
浮間舟渡でハマった。20分近く電車来ない。山手線の感覚でいると、時間配分まちがう。

5:快速に注意
あと、湘南新宿ラインとか。
埼京線とか。「あ、おりたいのに!」がよくある。とくに、頭が朦朧としてくるとやばい。

6:アウェイの地域は注意
都会の交通網は、それ自体がダンジョン。なにに乗ってどこへ行くかが、さっぱりわからない。路線案内図か、スマートホン、ノートPCがあったほうが絶対便利。ただし、乗り換えソフトは注意。地下鉄や私鉄も含む場合があって、意外と困ったりすることも。

7:スタンプ台の位置をあらかじめ知りたい
北口改札にある場合。南口改札など駅によってバラバラ。ひどいときは交互になるのでかなり歩く。乗ってるてるあいだに電車の中を移動出来れば、時間節約になる。
特に原宿と鶯谷は、ホームからスタンプ台までが遠いので注意。

8:夏なので朦朧としてくる。
これも注意。のどかわくし、同じこと繰り返すから、本当に意識が飛びそうになる。市ヶ谷あたりで、自己をうしなったの経験あり。

9:馬喰町は駅が無茶苦茶深い。そしてなんだか恐い。
ウルトラQの世界を思い出す。知らない人は、一見の価値ありかと。

10:ツイッターしながらだと、楽しい
周辺に知人がいると、色々アドバイスしてもらえる。乗り換え注意とか。北口にあるよとか。
これは来年流行るとみた。

時間がせまってきて、「どの駅捨てる?」とか子供と作戦会議開くのは楽しかった。また、個人的には「三河島」とか「尾久」とかまったく未知の駅を体験できたのもよかった。鉄ちゃんの気持ちが少しわかったような気がした2日間でした。(麻野一哉)
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