アメリカを代表する着せ替え人形と言えば「バービー」。日本のリカちゃん人形に比べるとセクシー度が高いせいなのか、我々アジア人からは親近感が全く感じられない人形のような気もするが、もしかしたらこの名前に問題があるのだろうか?
イメージというか雰囲気、耳ざわりの良い感じのフレンドリーな名前ってあるはず。
在米も長くなりつつあるが「バービー」という名前の女性に今まで会ったことがない。
行動生活範囲が狭いせいなのか? と同僚に聞いて知った事実がある。
実は「バービー」というのは省略した名前で、彼女の本名は「バーバラ」だというのだ。
そうか、バーバラだったらいる。しかしほとんどのバーバラは「バーブ」だったりするので、バービーに変形するなんて思ってもいなかった。
7年間別れていて、最近バービーとまた元の鞘に戻ったという彼氏の「ケン」人形。
この名前は日本語にも英語にもなるので、日米ハーフの子供に付けられがちな名前らしいが、これまた英語での実名はケネスという日本語とは遠い名前だったりする。
子供の頃から呼ばれ続けて今にいたるという人や、大人になったのだから省略しないで欲しいという人。また簡潔名が嫌いで長くともしっかり名前を呼んで欲しいという人など本人次第。
欧米では「○○です」と紹介されれば、その名前で呼ぶことになるし「○○と呼んで」と言われることもある。必ずしも書面に表示されている名前と一致する、ということもない。
知人の子供がこちらの学校で日本名がどうしても発音されにくかったらしく、ニックネームで呼んでもらうことにしたという。
赤ちゃんの流行ネーミングベストが最近発表になったので、ここシカゴのイリノイ州のだけを見てみた。
男の子の赤ちゃんの1位に輝いているのが「アレクサンダー」。この名前はアレックスと省略されて呼ばれることが多いのでご存知だろう。
2位が「ダニエル」でダン。3位が「ジェイコブ」。
ジェイコブ? 3位ってことはあっちこっちにそんな子供がいてもおかしくない状況で、幼稚園ならクラスに1人くらいはいそうな確率なはず。
それなのに、周りには1人もジェイコブなんて赤ちゃんや幼児は見当たらない。
もしかしてまた省略名? 簡潔名がジェイコブにもあるのでは? と思ったらまさに、その名も「ジェイク」。あ~、いるいるジェイク。同僚にもいました。ということで、ジェイコブがジェイク。
簡潔名にすることでソフト感が出るような気がするし、可愛らしい感じに受け取れる。
固い名前から一気にフレンドリー感が増し、取っ付きやすさも生まれる。
日本でも大輔君がだいちゃん、由美子ちゃんが由美ちゃんになったりするのと同様かも知れない。
他に、トーマスはトム(トミー)。サミュエルがサム(サミー)。ジェームスがジム(ジミー)。ロバートはボブ(ボビー)ジョセフはジョー(ジョーイ)。
女の子は省略いらずな短い名前が上位に入っていて、スマイル笑顔のスマイリーから連想なるハッピーな名前が多く、エミリー、カイリー、ヘイリー、ライリーと「リー」で終わる名前が目につく。
「エリザベス」なんかは長いので、リズ、ベス、ベッツィーなど多様化したエリザベスがたくさん。「レベッカ」もベッキーやベッカなどになっているようだ。
ショート化した名前の当てっこゲームなんていうのも楽しいかもしれないが、やはり本人次第の名前。誰が何と言おうと本人が「私の名前は○○です」と言えば「○○さん」なのだ。
リカちゃんが強い日本ではバービーでも今ひとつなのに、実名バーバラでマーケティングされていたら今のバービーの地位はどうなっていただろうか。バービーという名前もどうかと思うが、バーバラというお人形さんの好感度も高くはないだろう。
(シカゴ/あらた)
イメージというか雰囲気、耳ざわりの良い感じのフレンドリーな名前ってあるはず。
在米も長くなりつつあるが「バービー」という名前の女性に今まで会ったことがない。
行動生活範囲が狭いせいなのか? と同僚に聞いて知った事実がある。
実は「バービー」というのは省略した名前で、彼女の本名は「バーバラ」だというのだ。
そうか、バーバラだったらいる。しかしほとんどのバーバラは「バーブ」だったりするので、バービーに変形するなんて思ってもいなかった。
7年間別れていて、最近バービーとまた元の鞘に戻ったという彼氏の「ケン」人形。
この名前は日本語にも英語にもなるので、日米ハーフの子供に付けられがちな名前らしいが、これまた英語での実名はケネスという日本語とは遠い名前だったりする。
子供の頃から呼ばれ続けて今にいたるという人や、大人になったのだから省略しないで欲しいという人。また簡潔名が嫌いで長くともしっかり名前を呼んで欲しいという人など本人次第。
欧米では「○○です」と紹介されれば、その名前で呼ぶことになるし「○○と呼んで」と言われることもある。必ずしも書面に表示されている名前と一致する、ということもない。
知人の子供がこちらの学校で日本名がどうしても発音されにくかったらしく、ニックネームで呼んでもらうことにしたという。
しかし公的な書類上(卒業証書や入学証明書など)には本名で記載されているので問題になることもないということだ。
赤ちゃんの流行ネーミングベストが最近発表になったので、ここシカゴのイリノイ州のだけを見てみた。
男の子の赤ちゃんの1位に輝いているのが「アレクサンダー」。この名前はアレックスと省略されて呼ばれることが多いのでご存知だろう。
2位が「ダニエル」でダン。3位が「ジェイコブ」。
ジェイコブ? 3位ってことはあっちこっちにそんな子供がいてもおかしくない状況で、幼稚園ならクラスに1人くらいはいそうな確率なはず。
それなのに、周りには1人もジェイコブなんて赤ちゃんや幼児は見当たらない。
もしかしてまた省略名? 簡潔名がジェイコブにもあるのでは? と思ったらまさに、その名も「ジェイク」。あ~、いるいるジェイク。同僚にもいました。ということで、ジェイコブがジェイク。
4位がおなじみ「マイケル」。(マイケル・ジャクソンはそのまんまマイケルだったが)マイクと短縮する人も多いようで、幼少期だとマイキーなんて呼ばれていたりする。
簡潔名にすることでソフト感が出るような気がするし、可愛らしい感じに受け取れる。
固い名前から一気にフレンドリー感が増し、取っ付きやすさも生まれる。
日本でも大輔君がだいちゃん、由美子ちゃんが由美ちゃんになったりするのと同様かも知れない。
他に、トーマスはトム(トミー)。サミュエルがサム(サミー)。ジェームスがジム(ジミー)。ロバートはボブ(ボビー)ジョセフはジョー(ジョーイ)。
女の子は省略いらずな短い名前が上位に入っていて、スマイル笑顔のスマイリーから連想なるハッピーな名前が多く、エミリー、カイリー、ヘイリー、ライリーと「リー」で終わる名前が目につく。
「エリザベス」なんかは長いので、リズ、ベス、ベッツィーなど多様化したエリザベスがたくさん。「レベッカ」もベッキーやベッカなどになっているようだ。
ショート化した名前の当てっこゲームなんていうのも楽しいかもしれないが、やはり本人次第の名前。誰が何と言おうと本人が「私の名前は○○です」と言えば「○○さん」なのだ。
リカちゃんが強い日本ではバービーでも今ひとつなのに、実名バーバラでマーケティングされていたら今のバービーの地位はどうなっていただろうか。バービーという名前もどうかと思うが、バーバラというお人形さんの好感度も高くはないだろう。
(シカゴ/あらた)
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