ま、何はともあれ、この動画をクリックしてみてください。
おもしろかったら、次はこれ。んでもってこれと、これ。最後にこれなんかも、アイディア賞モノでしょう。
こんな風に、iPhoneで逆再生ビデオを簡単に撮影できるアプリが「逆再生アプリ - リバースカメラ -」です。
撮影したビデオをその場で逆再生して楽しめるだけでなく、メールに添付して送付したり、YoutubeやFacebookにアップすることもできます。すでに大量の動画が投稿されているので、「RevCam」でタグ検索すると、おもしろいですよ。
ちなみに僕も、いくつか動画を上げてみました(リンク先で3つの動画が視聴できます)。撮って、見て、アップするまでの手順が、ビックリするくらい簡単なので、いやー驚かされました。
ほかにも逆上がりとか、キャッチボールとか、水を吹きだして跳ね回るホースとか、見慣れた風景でも逆再生するだけで、いろんな驚きや発見がありそうですね。小学校高学年から、中学生くらいにiPhoneを持たせて、学校内で自由に撮らせたら、すごくおもしろい作品集ができるんじゃないかなあ。
再生時にはスローや倍速で再生したり、スライドバーで見たい部分にアクセスもできます。
また、ネットに動画を投稿すると、自動的に配信アドレスがクリップボードにコピーされる点が、なにげに便利です。投稿したら、そのままTwitterなどにツイートできますからね。撮ったビデオはみんなで楽しみたい。いやー、わかってらっしゃる!
このほか、ムービーの前後の不要部分をカットしたり、フレームレートやフレーム数を設定したりもできます。あ、いちおう説明しておくと、映像だけでなく音声も同時に録音して、逆再生ができますよ。音声の再生方法は、単語と音節の2通りから選べます。
もっとも内蔵メモリの制約で、撮影時間はかなり短めです。手元のiPhone 3GSなら、だいたい5~10秒程度といったところ。iPhone4なら、もっと撮れるでしょう。不要なアプリは全部終了させてから使うのがオススメです。
実は音声をオフにすると、それだけ画像品質や撮影時間が向上するんです。そのためネット上では、音声オフの作品も多いんですよ。でもでも、ぜひ音声アリも試してみてください。普通の会話が逆音声になるだけで、かなり面白いですから。
こんな風に、撮ったその場で逆再生するのって、実はけっこう大変なんです。というのも今のビデオって、撮ったはしから動画を圧縮変換して保存しているから。アナログがデジタルになって、いろいろ便利になったんですが、「後ろのコマから逆再生」なんて単純なことが、逆にできなくなったんですよね。
それだけに、本アプリの登場はちょっと衝撃的です。ぜひ、自分だけの逆再生ビデオを撮って、みんなで楽しみましょう!(小野憲史)