前回までのはこちら。
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第四回目の今回ご紹介するのは、スープカリー・ドミニカさん。
通常、スープカレー屋さんに入ったら最初に「チキンカレー」とか「野菜カレー」とか、種類をお願いします。それは基本スープがあって、そこにトッピングを追加する形式だからです。
ところが! この店4種類のカラーからまず選択するという極めて珍しいシステムになっています。
4つの色はこちら。
ドミニカの源流原点の黄・・・全てはここから始まりました
研究に研究を重ねた新境地 漆黒の黒・・・濃厚でコクの深い味わい
広がりゆく可能性 無限の白・・・スパイス引き立つまろやかさ
進化への挑戦 情熱の赤・・・ヤミツキになるさっぱり系
こ、これは迷う……!
色を選んだ後に、メインの具材を「チキン・ポーク・野菜・豚トロ・ラム」から選び、辛さを決めます。
お値段はどれも同じ。(辛さは6以上でお値段プラス)
あとはこれにトッピングするかしないか。
こうなってくると、色選びめちゃくちゃ楽しいんですよ。
自分は初めてなので、ベーシックの黄色と、一番特殊そうな黒を味わってみることにしました。
黄色はかなりコクのある味。
スープカレーは「こってりめ」と「さっぱりめ」でかなり店によって差があるのですが、「ドミニカ」は結構コク強め系の店。
他が変化球っぽいので、基本っぽい感じがしますが、黄色の味が既に完成されており、この店でしか食べられない、という確信はありました。
スパイスもぴりりときいており、「辛さ5」だと自分としては結構辛めだと感じました。しかし後を引いたり唇が痛くなる辛さではなく、味わいのある辛さなので非常に口の中が心地良いです。
そして黒。
もともとコクの強いスープですが、さらにそこにブーストをかけた味! こ、これは濃厚。
何を煮込んだらこんなに複雑にからみあった味になるんだろう、ってくらい複雑。
口の中に入れると口の中で様々な味が感じられるんですが、とにかく色々絡み合っているので、どの味がなにから出ているのか分からない!
なのに不協和音にならず、しっかりと一つの頂点目指していい味に仕上がっているから驚きです。
加えて、チキンはとろっとろに煮こんであるので、スプーンだけで簡単にたべられます。スープの中につついて落として、一気に食べるとベスト!
おすすめは黒+豚トロ。そのまま食べてもおいしいんですが、コクスープに入れることでさらにのしっと味わいが広がります。
野菜はデフォルトで入っているのですが、驚いたのはゴボウ。
ゴボウって固いから小さく刻むことが多いんですが、ここのは太いのを半分に切っただけ。
なのにめちゃくちゃ柔らかいので、すんなり食べられます。
白と赤も気になるので早速店員さんに聞いてみました。
まず白は豆乳が入っているとのこと。
これでまろやかな味をだし、スパイスを味わえるという仕組み。
赤はトマトが入っています。
さっぱり味で、他のスープとは一味違う楽しさが味わえます。
じゃあ黒は?
企業秘密だそうです。
うっ、ですよねー。残念!
サラダおかわり自由、食後はシャーベットも出るというお得っぷり。
かなりボリュームもあります。
場所は札幌市中央区南1条西6丁目 第2三谷ビル1階にあります……が、これがすごい隠れ家的で分かりづらいです。
東急ハンズの西側(東急ハンズを背中にして路面電車を見た状態で、左側)に信金があるので、そのビルの隣のビルです。入っていくと奥のほうにあります。
この三谷ビルというのが非常に文化系のお店が密集しており、変わり種だらけなので北海道の文化発信地として魅力的。来られた際には是非お立ち寄りください
(たまごまご)