これから夏にかけてウェットティッシュが活躍する季節。汗をかいたとき、サッとひと拭きするだけでも、かなりさっぱりするはずだ。


ただ、袋入りのウェットティッシュの場合、いつのまにかシールがはがれていて、中身が乾いていた、なんて経験はないだろうか? 個人的にはウェットティッシュ以外に子ども用のおしりふきでも同じようなことがしょっちゅう起きて、どうにかならないかと思っていたところに、いいアイテムを発見した。

それが「Bitatto」(ビタット)。なんとこれ、ありそうでなかったウェットシートのフタなのだ。フタ付きのウェットシートではない。商品はあくまでフタのみ。市販のウェットティッシュの取り口に貼りつけて使う。特殊粘着シートを使っているので、繰り返し使え、ホコリなどの汚れで粘着力が弱まったときは水で洗い流せば元どおり。ウェットシートだけでなく、おしりふきやクリーナーシートなどにも使えるものだ。

商品を販売する株式会社テクセルバイオの担当者に話を聞くと、
「海外ではフタつきのおしりふきが多く出回っており、可愛らしさと目新しさから自分の子ども用に購入してみました。実際に使ってみると本当に使いやすく、ケースごと持ち運ぶ場合に比べてコンパクト。それに、おしりふきがどれくらい残っているかもすぐにわかり、いいことだらけでした」
ただ、問題は使い終わった後。こんな便利なフタを捨てるなんてもったいないと感じ、
「欲しいのは割高なフタ付きおしりふきではなく、フタだけだと気づいたんです」
それが商品開発のきっかけになったのだとか。


使い捨てではなく、何度も使えるものにしたいという思いから、試行錯誤をかさね、現在の粘着シートにたどりついたという。ちなみに使用環境や頻度によっても変わるが4カ月前後が交換の目安。連続着脱テストは同社の基準で100回以上クリアしている。

商品は昨年10月から全国のドラッグストア・量販店等などで販売中。昨年夏に「Baby&Kids EXPO」に展示したところ、試作品にも関わらず大反響となり、商品化にこぎつけた。とくに小さな子どものいる家庭では、手・口・おしりふきなどは必需品。ママたちのあいだで人気が高く、ビニールポーチに穴をあけてBitattoをつけ、オムツやおしりふきなどを入れて持ち歩くのが、ちょっとした流行にもなっているほど。200円(税込)と値段も手ごろなので、気軽なプレゼントやお礼にも最適だ。

私も使ってみたのだが、取り出しやすいし、持ち運びもラク。とくに、おしりふきは子どもがふざけてシールをはがすことも多かったので、かなり重宝している。カラーバリエーションはピンク、ブルー、ホワイトの3色。デザインがシンプルなので誰でも使いやすい。


また、7/1からはネット限定商品、デコビタも発売開始。こちらはガラスストーンを中心にオリジナルデザイン6種(キリン、てんとう虫、富士山、日の丸、スカル、バレエシューズ)をデコレーションしたもの。
「出産のお祝いなどにもいいですし、ご自分用にもぜひ。デコりたいけどデコれない、といった方にお使いいただきたいです」
価格は5,230円(税込・送料込)。特典として、粘着シートの貼り替えメンテナンスのサービスがあり(1年以内に1回)、売上の一部は東日本大震災の募金にあてられるという。商品は良品プラスで販売中だ。

今後は粘着のさらなる改良をはじめ、新色やコンパクトサイズの展開を図っていく予定もあるそう。はがれかけのシールに悩まされている人、ぜひチェックしてみては。
(古屋江美子)
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