実際にアクセスしてもらうか、Chormeの設定画面で[拡張機能]→[他の拡張機能を見る]を選択して、ウェブストアを開けばわかりますが、アプリの数が尋常じゃない。その多くは英語版ですが、日本語アプリもかなり充実してきました。ほとんどが無料(または有料アプリの無料試用版)で使えます。
あ、アプリをインストールするにはChromeブラウザでなければダメなので、Chromeブラウザを使ってない人は、まずこちらからインストールしてくださいね。YoutubeやGoogleドキュメントなど、同社のサービスに最適化されており、キビキビと動きます。僕もすっかりChoromeブラウザをメインで使うようになりました。
Chromeウェブストアで配信されているコンテンツには、「ウェブアプリ」「拡張機能」「テーマ」の3種類があります。「ウェブアプリ」は単体で機能するプログラム。「拡張機能」はChromeブラウザの機能を拡張するもの。「テーマ」はChromeブラウザのデザインを変更するコンテンツです。
中でも注目なのがアプリで、中でも目が離せないのがゲーム。
アプリのインストールは簡単で、はじめにChromeウェブストアから好きなゲームをクリックします。アプリの説明ページが表示されたら、右側の「インストールする」をクリックしましょう。そうすると新しいタブが開き、インストールされたアプリのアイコンが表示されます。後はこのアイコンをクリックすれば、アプリが起動します。
とりあえず、チェックしておきたいゲームを3本紹介しましょう。
●Realm of the Mad God
見下ろし型のMMO(大規模多人数型)シューティングRPGです。プレイヤーはファンタジー世界の英雄となって、友人や見知らぬ仲間たちと共に、ワールド上の敵キャラクターを協力して倒していきます。ワールドには1人プレイ専用のダンジョンもあり、他人に邪魔されずに冒険に勤しむこともできます。
●Dragon Age Legends: Remix 01
世界最大級のゲームメーカー、エレクトロニック・アーツの大作RPG「Dragon Age」から派生したアクションゲームです。ゲーム内容はシンプルで、マウス操作でモンスターをなぎ倒しながら、経験値を獲得して能力を高め、先に進んでいくだけ。
●WGTゴルフゲーム
スコットランドのセント・アンドルーズをはじめ、世界5カ所の有名ゴルフコースで遊べるリアル系ゴルフゲーム。マウスクリックだけでプレイでき、難易度も低めなので、気軽にプレイできます。ゴルフコースやクラブ類をはじめ、グラフィックが非常に美しい点が魅力。友達とオンラインプレイも楽しめます。
これらのウェブアプリは、PCに特別なプログラムをインストールすることなく、ブラウザだけで動作が完結しています。画面だけを見ていると、もはやウェブアプリなのか否か、区別がつかないほどです。動作も安定しており、ゲーム中にクラッシュすることも、ほとんどありませんでした。
前述の通り、ほとんどのアプリが無料でプレイできますが、海外では課金も始まっており、開発者はアプリ公開時に無料・一時課金・月額(年間)課金・評価版(無料体験版と有料版の組みあわせ)・独自決済のいずれかが選択できます。日本でも近く課金がスタートする見込みですが、海外と同じく評価版での配信が中心になると思われます。
GoogleがChromeウェブストアに力を入れるのは、背景にブラウザベースで使用するPC「Chromebook」の存在があります。Chromebookでは原則として、すべてのプログラムがウェブアプリとして提供されるため、アプリの充実が欠かせません。
んでもって全アプリの中でも、ゲームは一番「無茶をする」んですね。ゲームをおもしろくするために、ありとあらゆるテクニックを駆使して、仕様の隅をつつきたがる。つまりプラットフォームの堅牢化や進化には、ゲーム開発者をどんどん呼び込んで、いろんなゲームを作ってもうことが、欠かせないというわけです。
まあ、ゲーム以外にもいろんなアプリがありますので、Chromeブラウザを使っているユーザーなら、ぜひチェックしていただきたいところ。でもって他のブラウザを使っているユーザーも、Chromeブラウザを試してみると、また違った良さがあって、おもしろいかもしれません。
(小野憲史)