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結局のところ、ぼくらは放射能汚染で死ぬんでしょうか?〈祝・星雲賞 鹿野司インタビュー〉part3

結局のところ、ぼくらは放射能汚染で死ぬんでしょうか?〈祝・星雲賞 鹿野司インタビュー〉part3
『サはサイエンスのサ』鹿野司/2010年 早川書房)<br />本書は『SFマガジン』誌上にて好評連載中の同名記事からより抜きし、加筆修正を加えた科学エッセイ集。クローン技術に対する誤解や、科学と宗教の共通点について、エコロジーの真実、果ては人間の心のありように至るまで、科学という枠を越えてテーマは多岐に渡る。たしかな科学的知識と、著者特ならではの独自すぎる視点は、これまでの思い込みを気持ちよくくつがえしてくれるはず。表紙イラスト、および本文カットは著者の盟友とり・みき。
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合理的に達成可能な範囲で対応すること


──結局のところ、ぼくらは放射能汚染で死ぬんでしょうか?
鹿野 そりゃ、人間いつかは死ぬけどね(笑)。オレはまったく気にしてません。放射能というか、セシウム牛が食卓に出ても、黒毛和牛うめ~って普通に食べますよ。
──えーっ。鹿野さんはハッキリ言う人だから、答えもある程度は予想してましたが、それにしてもずいぶんズバリと。
鹿野 さっきも言ったように、オレは頭おかしいから(笑)。ただ、それを誰にでも押しつけるつもりはなくて、たとえば、小さい子供を持つ親御さんの心理としては、不安になるのは当たり前だよね。とくに、東京とかのお母さんは家庭内で孤立しがちだと思う。一生懸命にニュースを追って怖い情報ばかり見つけて、子供に「砂場で遊んじゃいけません」とか言うわけじゃない。でも、子供は親離れしかけてるから、言うこと聞きゃあしない。それで、お父さんに相談すると「えー大丈夫だろう?」とか言われちゃう。すると、お母さん超さびしいわけね。
──超さびしいですねえ。
鹿野 そうするとさ、グレちゃうのね。で、自分の気持ちをわかってくれる「放射能ちょう恐いよね」って言いまくってる人たちの情報に吸い寄せられていく。それが話をこじれさせる原因のひとつだと思うんだよ。あとね、子供への影響についても、オレはそんなに怖いことが起きるとは思ってないんだよね。
──そうなんですか?

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