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ブロッコリーがカリフラワーに逆転した理由

だが、昭和60年では、カリフラワー75000トン、ブロッコリー55000トンとブロッコリーが大きな伸びを見せ、平成2年にはカリフラワーが49000トン、ブロッコリーが93000トンと、約2倍までに逆転している。
「アメリカではブロッコリーが『健康に良い野菜』と位置付けられていたことから、日本でも広く使われるようになりました。同時に、『緑黄色野菜を食べよう』という考え方が広まったこともあります」

加えて、黄ばみやすく汚れが目立ちやすいカリフラワーに比べ、ブロッコリーのほうが流通で色が変わりにくいこと、栽培に手間がかからないことも理由として考えられるよう。
「また、ブロッコリーがポピュラーになった理由には、『食べ方』が広まったこともあると思います。今でこそ様々な食べ方がありますが、やっぱり一番メジャーなのは、茹でてマヨネーズをつける食べ方。それを広めたマヨネーズメーカーの動きがなければ、ここまでポピュラーになってはいないのでは?」

平成20年には、カリフラワーが23000トン、ブロッコリーが145000トンと、約7倍にもなり、大きく差がついた状態だ。
「ただ、生の場合は、ブロッコリーのほうがビタミンCが多いということはありますが、茹でた時にビタミンが損なわれにくいのはカリフラワーのほうで、茹でるとどちらも同じくらいになります。また、カロテンはブロッコリーのほうが多く、ビタミンB群や鉄、カルシウムなどはブロッコリーのほうがやや多めではあります」

ちなみに、どちらも日持ちはしないため、買ってきたらすぐに茹でて、残りは冷凍保存するのがオススメ。また、冷蔵保存するときは、ラップで包む、あるいは湿らせたペーパータオルで乾燥を防ぐように覆い、さらにラップで包んで、蕾を上にむけて入れるのが良いそうだ。

茹でたり蒸したり、グラタンやオーブン焼き・シチューやカレーに入れても美味しい両者。カリフラワーのほうは、鮮度が良ければ、生のままスライスして食べたり、生のままピクルスにするのもオススメだとか。

旬は、いずれも冬。美味しく食べたいです。
(田幸和歌子)

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