私が社会に出て、上司や人生の先輩に怒られたことはたくさんある。電話の対応の仕方。
お茶の入れ方。挨拶の仕方。数えきれないくらいだが、真っ先に怒られたのは、食事時の振る舞いであった。「箸の持ち方がおかしい!」、「クチャクチャ、食べるな!」と、初めて指摘される自分の未熟ポイントが、これでもかと……。
そういえば、子供時代にそういった事で怒られた記憶はあまりないかもしれない。社会人になってから、それらの膿が一気に噴き出したんだろうな。


何でそんなことを思い出したかというと、こちらのデータがあまりにも面白かったから。森永乳業は昨年発売し、「練乳をチューブから好きなだけ食べたい!」という欲求を叶えられると好評だった『森永そのまま練乳みたいなヨーグルト』(希望小売価格:税別130円)の再発売を記念して、あるアンケートを実施している。その名も「食べ物の嗜好と傾向に関する意識調査」(対象:全国の20~49歳の男女)。

何しろ、そこで行われた初っ端の質問が、まさに「子供の頃に食べ方で親に怒られた経験はありますか?」というものだったのだ。ここで「ある」と回答した人は47%で、「どちらかというとある」と答えた人は23%。“経験あり”は7割だ。

では、それはどんな食べ方だったのだろうか? その辺りを問いかけたところ、1位は「練乳をチューブから直接食べる」に。以下、2位が「板チョコを丸ごと食べる」、3位が「バルク(大型容器)入りのアイスクリームを直接食べる」、4位に「ケーキの生クリームだけを食べる」、5位「いちごに練乳をたくさんかけて食べる」といった回答がランクインしている。はっきり言って、全部やったことあるな……。

では、具体的に探っていきたい。「親に隠れて、容器から直接舐めていたものはありますか?」という設問では、見事に「練乳」が1位を獲得! 以下、2位に「生クリーム」、3位に「ハチミツ」、4位に「マヨネーズ」、5位に「バター」と続いていった模様。何度も言うが、全部やったことあるって!

そして、ここからは大人になってからについての質問。
まず、“甘いものが好きな人”と“甘いものが嫌いな人”に分け、両方に「異性と食の趣味が合うと思いますか?」というクエスチョンを投げかけている。
結果、“甘いものが好きな人”で「合うと思う」と回答した人は74%(「とてもそう思う」23%、「ややそう思う」51%)に。一方、“甘いものが嫌いな人”で「合うと思う」と回答した人は、25%(「ややそう思う」が25%)のみ。

本番は、ここからだ。今度は「今まで何人の異性と付き合いましたか?」という問いが「異性と食の趣味が合う人」と「異性と食の趣味が合わない人」に投げかけられた。結果、「食の趣味が合う」と回答した人の平均が3.98人だったのに対し、「食の趣味が合わない」と回答した人の平均は3.5人。
わずかに差が出たな……。
では、もっと突っ込んで行きたい。「今まで告白された人数は何人ですか?」という設問では、「食の趣味が合う」と回答した人の平均が3.49人だったのに対し、「食の趣味が合わない」と回答した人の平均は2.64人。
「付き合った人数」、「告白された回数」、ともに「食の趣味が合う」と回答した人の方が高い平均値を示す結果となっている。

では、最後に「甘いものが好きな人」と「甘いものが嫌いな人」に分け、このような質問を行ってみたい。「今年のクリスマスを一緒に過ごす予定の異性はいますか?」
結果、「甘いものが好きな人」の内の57%が「いる」、8%が「おそらくいる」と回答。
合わせて65%だ。一方、「甘いものが嫌いな人」の内の48%が「いる」、4%が「おそらくいる」と回答。“嫌いな人”に関して言えば、2人に1人に止まる結果となった。

「何を根拠に?」と、考えた皆さん! やっぱり、どっかしらに根拠があるとは思いませんか? ちなみに、私は甘党です。
(寺西ジャジューカ)