かつて、“海外に訪れる日本人観光客”にはステレオタイプのイメージがあったと思う。意味もなくニコニコし、カメラを首からぶら下げ、ガイドブックを片手にウロウロ……。
ある意味、“唐草模様の風呂敷を背負ったヒゲづら泥棒”的な、お決まりの人物像だろうか。

では、今のイメージは? そこで、マーケティング・リサーチを行う「株式会社クロス・マーケティング」が興味深い調査を行ったようだ。ハワイ、パリ、ローマ、ソウル、香港に在住の男女1000人(20~69歳)を対象に実施されたのは、その名も「外国人の日本人女性観光客に対する意識調査」。
自分の事を客観的に見るのは難しい。この調査によって、女性限定ではあるが「日本人観光客が、異国の人からどう思われているのか」が浮き彫りとなったのだ。

まず第一の質問は、ざっくりと「日本人女性観光客へのイメージ」について。結果、いずれの国でも「良いイメージ」「まあ良いイメージ」とポジティブな回答が多く得られているのだが、具体的なイメージを求めるとちょっと風向きが変わってくる。
ハワイでは「買い物の袋を沢山ぶらさげている」(43.2%)、パリや香港では「現地の言葉を話さない」(パリ56.7%、香港62.3%)、ローマやソウルでは「写真をたくさん撮る」(ローマ59.5%、ソウル44.1%)、他にも「いつも団体行動をしている」「化粧が濃い」……。どうも、あまり嬉しくない回答が上位を占めている模様。