番組でも「くだらなすぎる」「見ても、感想は何一つ浮かばないけど面白い」と大絶賛(?)だったのですが、さすがに1987年放映のアニメですから知らない人もいるでしょう。そこで今回はミスター味っ子について簡単に説明していきたいと思います。
「ミスター味っ子」は寺沢大介先生によって1986年に週刊少年マガジンで連載が開始された、料理漫画の金字塔とも言える作品です。連載が開始されるまでのエピソードはモーニング食に描かれていたりします。その派手なリアクション、料理描写などで一世を風靡した上に、その後の料理漫画のみならず、カツの二度揚げやカレーの隠し味、お好み焼きの山芋などなど、現実の食生活についても多大な影響を与えた作品なのです。
そして、今回の怒り新党で取り上げられたアニメ版「ミスター味っ子」は1987年から2年間全99話で放映されました。アニメ版は、最初のうちは原作の要素を取り込んでいた物の、次第に脱線して別なお話になっていたりします。何といっても、あの過剰なまでのリアクション&演出がすごい! というわけで、料理漫画と聞くと「ああ、あの『うーまーいーぞー!』と言う奴ね」と、多くの人の心に残る作品になったのでした。