「Dog@CUBE」(sumainu販売)の「ウ○チング」「WAIT!」「3wan」の3シリーズで、それぞれかなりユニークな格好をした愛らしいイヌたちである。「ウ○チング」は名前の通りウ○チをしているところのイヌのフィギュア。
今にも出そうな感じである。27の犬種があるので自分の飼っているイヌがその中かにら見つけられるかも。「WAIT!」(32種類)はご飯の前で「待て」を命じられて、いかにも食べたそうなイヌの表情が可笑しい。「3wan」(20種類)は見ざる、聞かざる、言わざるのイヌバージョン。前足で不器用にポージングしている姿がなんとも愛らしい。
Dog@CUBEの特徴、コンセプトなどについて、sumainuに聞いてみた。
「ドッグフィギュア作家、伝 陽一郎氏が手がける透明キューブに入った小さなドッグフィギュア・シリーズで、造形、複製、着色、パッケージングまですべて手作りです。コンセプトは“飼い主と同じ空気を吸い、今の時代を生きている犬を作りたい!”飼い主の視点で犬達の見せる何気ない表情やしぐさを救い上げ、形作ることがモットー」だそうです。
ウ○チングの人気、評判はどうか。
「DENS]のフィギュア・シリーズの中で一番人気ですね。WEBで掲載すると海外からでも誰でも見られるので、外国の方にもウケてるみたいですが…。愛犬が散歩の途中で見せるこの“ウ○チング・スタイル”は、飼い主なら誰でもおなじみの光景で、愛犬家の共有感覚をくすぐるのだと思います」。う~ん、そうだろう、そうだろう。
ところで、ユーザーはやはり自分の飼っている犬種を選ぶことが多いのか。
「これはよ良く言われることですが、猫好きの方は猫の形をしたものなら比較的どんなものでも好むが、犬好きの方は自分の飼っている犬種や毛色にこだわると。もちろん、様々な犬種をコレクションされてる方もいますが、圧倒的に自分の飼っている犬種と毛色、さらに同じカットスタイルまで求める方が多いようです。なかなかすべてのニーズには対応できないのですけどね」
イヌ好きの気持ち、よく分かります。私も自分が飼っている犬種のものが欲しいです。
(羽石竜示)
○作者プロフィール
伝 陽一郎 (でん よういちろう)
フィギュア作家。東京都中野区出身。
立体イラストレーターとして広告や出版等での活動を経た後、犬を飼い始めたことを契機に、1999年より犬のフィギュア専門の作家活動にシフト。