この記事では選挙結果のうち、まずは、17位~32位に選ばれたメンバーで構成される「アンダーガールズ」以下、33位~48位の「ネクストガールズ」、49位~64位の「フューチャーガールズ」について見ていきたい。
まず64位に昨年に続きSKE48チームSの中西優香(この春、SKE48のキャプテンに任命されたばかり)が呼ばれたのに続き、63位に同じくSKE48のチームEの金子栞が、さらに62位には、今回立候補した卒業生6名から平嶋夏海がランクイン。昨年の突然の活動辞退でファンにあいさつすることができなかった彼女だが、この場を得たことであらためて「本当にありがとうございます。皆様の票数は私の未来です」という言葉を伝えることができた。
先日のエキレビの解説記事で紹介したメンバーのなかでは、NMB48チームNの小笠原茉由が54位と昨年より6ランクアップ。そのあいさつの終わりがけ、唐突に「そして総監督!……これからもよろしくな」とAKB48の総監督・高橋みなみに向かってアピール、大物っぷりを感じさせた。
新顔としては、昨秋デビューしたHKT48研究生から田島芽瑠が55位、朝長美桜が59位にランクイン、それからHKT48チームHから兒玉遥が昨年の圏外から37位で「ネクストガールズ」入りを果たした。ステージに立った兒玉は、あどけない表情ながら「先輩方をつぶしにいくぐらいの気持ちで頑張っていきたい」と不敵に宣言している。
そのネクストガールズでは、ランクアップしたメンバーと、ランクダウンしたメンバーの明暗が分かれた。SKE48からは斉藤真木子(チームS)が42位にランクイン。
AKB48の32ndシングルのカップリング曲を歌うことになる「アンダーガールズ」には、次世代のエースとして注目される川栄李奈(AKB48チームA。25位)と入山杏奈(同。30位)が仲良くランクイン。
いつもはクールな入山が、名前を呼ばれステージに立ったら何を言うか、携帯電話にメモしていたものの5日前に壊してしまったこと、それから「速報では27位、速報より上にいきたかったのに、くやしいです。いままで自分に自信がないからか、いろんなメンバーが活躍しててもくやしいなという気持ちがあまりなかったけど、くやしいと思えてよかった」と率直に感想を述べたのが印象的だった。
これに対し、去年まで圏外だった川栄は「まさに『ウソだろうが』という感じです」と、バラエティ番組で口にして話題になったフレーズを交えてあいさつしている。ネット上では、NHKの朝ドラ「あまちゃん」に出演する能年玲奈と橋本愛に、川栄と入山が似ているとの意見も見られるが、いっそのこと、2人でパロディをやってほしい!
17位には、速報で8位に入って驚かせたSKE48チームKIIの柴田阿弥が、速報よりランクを落としつつも昨年圏外から堂々のランクイン、しかも「アンダーガールズ」のセンターポジションを射止めた。まさにシンデレラガールの誕生だ。
「アンダーガールズ」ではもうひとつ、大きなドラマが生まれた。
あいさつに立った峯岸は、今回立候補するかどうか迷ったものの、「逃げてしまえばもうステージに立てなくなる」と決意の上での出馬だったことを明かした。そして「おかげさまで髪の毛もここまで伸びました。伸びた髪の毛の分、成長できたと思います」と、この半年あまりを振り返った。
以上、「アンダーガールズ」までの開票発表を駆け足で紹介した。すでにテレビ中継などでご存知のとおり、選抜メンバーの順位も発表が済んでいるが、それについてはまた次の更新でくわしくとりあげたい。
※なお、「AKB48モバイルサイト」では、今回のイベントの写真やランクインした各メンバーのコメントなどを随時掲載している。この記事とあわせてチェックしてみると、より楽しんでいただけるのではないかと思う。
「AKB48モバイルサイト」について詳細はこちらから。また、姉妹グループも含む、公式モバイルサイトでのスペシャルコンテンツについては、こちらを参照。
(近藤正高)