カメラのストロボって、一台数万円もするものがざら。高価な製品である。
その製品とは、『ホットシュー接続 フラッシュライト(黄色)DN-80582』(上海問屋)。一眼レフカメラメーカーの純正品などと比べると、全体的にチープな感は否めないが、これを見て思い出したのは、ストロボメーカーからかつて販売されていたマニュアル仕様の汎用ストロボだ。
つまり、今回のストロボは自動調光機能がないのだ。なので、カメラ側の撮影モード設定をマニュアルにしてシャッター125、あとはストロボ裏面記載の露出設定表を参考に、ISO感度、被写体の距離、絞り値を決定する。
使用したカメラはEOS 20D。うまくシンクロするか早速シャッターを切ってみた。なお、今回の室内撮影ではISO400、絞り4.5を基本とした。スイッチを入れると電気のチャージが始まった音が聞こえ、テストボタンを押すとピカッと発光した。慎重にシャッターを押しながら、ファインダーから目を離して被写体のほうを見ると、シンクロしていたのでほっとした。
で、このストロボは、発光部が90度可動するタイプなので、天井バウンスができる。
問題は、光量が調節できないので、天井バウンスができない場所で被写体との距離が近いと顔がテカテカになったり、白過ぎて何も写っていない部分が現れるというケースが発生しやすい。そこで、ディフューザーを使用する。種類はいろいろだが、発光部に被せる袋タイプが比較的安く(600円くらい)、簡単で使いやすい。
それを使って、パンダのACアダプターを撮影してみたが、白い部分のトーンもしっかり残ってキレイに撮れた。写真撮影において、このようなライティング小物があるととても写真がよくなる良い事例である。
マニュアルになれないうちは、撮影画像をモニターで逐一確認しながら撮ればいいだろう。結論として、
・1000円のストロボ、ちゃんと使える
・マニュアルなので知識、経験が必要
・バウンス、ディフューズ技法を使いたい
である。
写真の勉強の意味でも、財布に優しい1000円ストロボを活用するのもいいかも。
(羽石竜示)
その一方、アキバのおもしろ雑貨ショップでなんと「1000円」で売られている廉価版ストロボを発見。果たして、どのくらい使えるものなのか試してみた。
その製品とは、『ホットシュー接続 フラッシュライト(黄色)DN-80582』(上海問屋)。一眼レフカメラメーカーの純正品などと比べると、全体的にチープな感は否めないが、これを見て思い出したのは、ストロボメーカーからかつて販売されていたマニュアル仕様の汎用ストロボだ。
つまり、今回のストロボは自動調光機能がないのだ。なので、カメラ側の撮影モード設定をマニュアルにしてシャッター125、あとはストロボ裏面記載の露出設定表を参考に、ISO感度、被写体の距離、絞り値を決定する。
使用したカメラはEOS 20D。うまくシンクロするか早速シャッターを切ってみた。なお、今回の室内撮影ではISO400、絞り4.5を基本とした。スイッチを入れると電気のチャージが始まった音が聞こえ、テストボタンを押すとピカッと発光した。慎重にシャッターを押しながら、ファインダーから目を離して被写体のほうを見ると、シンクロしていたのでほっとした。
で、このストロボは、発光部が90度可動するタイプなので、天井バウンスができる。
白い天井がある室内撮影では、天井に向けて発光することで柔らかい自然なライティングになるのだ。写真で見るように天井バウンス撮影での明るさはしっかり確保できた。内蔵ストロボよりははるかに明るく、撮影の応用が広いので、使う価値はあるだろう。
問題は、光量が調節できないので、天井バウンスができない場所で被写体との距離が近いと顔がテカテカになったり、白過ぎて何も写っていない部分が現れるというケースが発生しやすい。そこで、ディフューザーを使用する。種類はいろいろだが、発光部に被せる袋タイプが比較的安く(600円くらい)、簡単で使いやすい。
それを使って、パンダのACアダプターを撮影してみたが、白い部分のトーンもしっかり残ってキレイに撮れた。写真撮影において、このようなライティング小物があるととても写真がよくなる良い事例である。
マニュアルになれないうちは、撮影画像をモニターで逐一確認しながら撮ればいいだろう。結論として、
・1000円のストロボ、ちゃんと使える
・マニュアルなので知識、経験が必要
・バウンス、ディフューズ技法を使いたい
である。
写真の勉強の意味でも、財布に優しい1000円ストロボを活用するのもいいかも。
(羽石竜示)
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