ドイツ人女性の民族衣装、「ディアンドル」。ビールの祭典オクトーバーフェストで日本でもすっかりおなじみになった。
近年、若い女性が好んで着るディアンドルでは胸の谷間を強調するのが大きな特徴のひとつとなっている。

本場の同フェストでは、ウェイトレスたちが着ているのはもちろん、来場者の女性もこぞってディアンドルのファッション競争をしているようだ。

さて、そんな魅惑的なディアンドルを味わえるユニークなカレンダーがある。なんと、ディアンドルを着た女性の胸の谷間だけを撮影した写真を使って構成されているのだ。これは一人の男性として、興味が湧いたので購入してみることにした。

「Wiesn Einblicke 2014」(ID&CO GmbH)というドイツ・ミュンヘンにある会社がつくった32cm四方の写真カレンダーで、実際に毎年ミュンヘンで行われるオクトーバーフェストに訪れた女性たちを撮影しているという。表紙を入れて13枚構成で、各ページともに大きな胸のドアップ写真がどーんと載っており、その迫力に多くの男性たちは圧倒されてしまうことだろう。

日本人女性よりバスト平均サイズはドイツ人のほうが大きいだろうけど、それにしてもよくここまで見事なおっぱいの持ち主を探して撮影したことに心から敬服する次第。

それと、「若い女性が着るのだから」ということもあるが、さすがドイツ人の民族衣装だけあって、とても色柄が豊富で、胸だけでなく服のデザインを見ているだけでも飽きない感じだ。ただ願わくば、全体の写真もあるとディアンドル研究の参考になるのだが・・・・。

これらを見てふと思ったのだが、日本のコスプレに一部通じるところがあるのではないか。アキバのメイドさんが着ているコスプレの可愛らしさにちょっと似ている気がするのだが・・・・。
そこで、コスプレメーカーのJIGパラダイスに聞いてみた。

「確かに、私見ですがディアンドルのデザイン的なところは日本のコスプレ(ハロウィン、メイドなど)に取り入れられている気がします」

やはり、私もそうだと感じた。ディアンドルは「カワイイ」「セクシー」といった日本のコスプレのキーワードによく合致している。

また、近年は店舗数が激減してあまり見ることがなくなってしまったが、レストランのアンナミラーズの制服がディアンドルによく似ている。胸元を強調したデザインにエプロンがとてもディアンドル的である。かつて筆者の地元にもアンナミラーズがあり、制服を見るのを楽しみによく行ったものだが、残念ながら今は日本では「アンナミラーズ高輪店」しかなくなってしまった。

話はカレンダーに戻るが、実際に壁に掛けて見て気がついたのは、写真がちょっと立体的に感じたこと。3D映像でもないのにどうしてかと考えたが、たぶん大きな胸の膨らみによる凹凸感が立体的な効果をもたらしたのかも・・・・。そんなふうに楽しめるのも同カレンダーの良さであろう。

ディアンドルを着たドイツの女性たちをたくさん見るにはやっぱり本場ドイツのオクトーバーフェストに参加しなくては! 来年以降、機会があればビール、ソーセージだけでなく、本物のディアンドルコスを是非視察したいものである。
(羽石竜示)
編集部おすすめ