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馳浩のことは嫌いになっても、プロレスのことは嫌いにならなかった山田邦子

馳浩のことは嫌いになっても、プロレスのことは嫌いにならなかった山田邦子
「KAMINOGE vol.27」東邦出版<br />表紙の中邑真輔に対しては、「電気あんまみたいな動き」と拒否反応を示している山田邦子。
世の流れがこんな時期に、野暮だとは思う。私が思春期の頃、およそ20年くらい前。タモリとウッチャンナンチャンと山田邦子は、「コイツを“面白い”と言ってたらヤバい」とキメウチされる芸人の3大巨頭だった。
人間性の変容、立ち位置の変化、世相等が働き、現在の彼ら彼女らの評価は一変している。しかしあの頃、この3組は本気でつまらなかったと思う。記憶を捏造していなければ、同世代の人たちは頷いてくれるはずだ。

特に、山田邦子に対する当たりは強烈だった。毎年、好感度調査で女性タレント1位の座をゲットする彼女に対し、「私は信じられない」と激烈な異を唱えていたナンシー関。
いや。そんなオピニオンが無くても、多くの人はアレルギーを覚えていた。フジテレビ水曜21時という素敵過ぎる時間帯を独占する『やまだかつてないテレビ』は、アンチから見ると「いい男(阿部寛、東幹久ら)を集め、山田邦子が女王様気分でいる番組」でしかなかった。

長年、プロレスファンの間で美談として語られているエピソードを紹介したい。『ギブUPまで待てない!!』という番組を、ご存知だろうか?
「ストロングスタイル」を標榜する新日本プロレスだったが、視聴率低迷を機に妙なテコ入れが決行された。それは、プロレス中継のバラエティ化。メインパーソナリティには、山田邦子が据えられる。結果、放送時間の多くをタレントのトークが占めるように。当然、プロレスファンからは反感を買ってしまう。

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