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嫁の実家は車と家具を用意し、旦那の実家は土地と家を用意する『名古屋あるある』

嫁の実家は車と家具を用意し、旦那の実家は土地と家を用意する『名古屋あるある』
川合登志和・大山くまお『名古屋あるある』TOブックス<br />名古屋の書店ではいま、『ドアラ学』などの地元本とともに平積みにされているのをよく見かける。地元の人ばかりでなく、この春から進学や就職・転勤などで名古屋に住み始めた人たちにもうってつけかも。
《「こな」「さか」「くつ」……名古屋弁を隠しても名古屋イントネーションは隠しきれない》(No.128)

『名古屋あるある』という本にこんな“あるあるネタ”が出てきて、思わず膝を打った(カッコ内の番号は本書に出てくる「あるあるネタ」の順番。以下同)。3語とも尻下がりに読むのが“名古屋イントネーション”である。同じページのイラストには、《これらは「3大名古屋人あぶり出し単語」と言われています》とのフキダシが。

私としては、ここに「地元出身の女性が話していて、ふいに名古屋のイントネーションを口にするとグッときてしまう」という“あるある”も加えたいところだ。いや、名古屋弁でしゃべること自体にというより、ポロリと漏らすことに対してグッとくるのだが……って、それは自分だけですか?

関西出身の作家やライターが、地元の言葉で軽妙な文章を書いているのを読むとうらやましく思ったりする。名古屋弁ではこれが意外とできないからだ(なかには清水義範のような作家もいるけれど)。そこにもおそらく名古屋弁の微妙なイントネーションが関係しているような気がする。

ここで思い出したのが、小説家の二葉亭四迷が、どうすれば口語体で小説が書けるのか、先輩の坪内逍遥に相談したところ、三遊亭圓朝の落語の速記本を勧められたという話だ。そもそも、口語体で書くのなら自分が普段しゃべっているとおり書けばいいはずなのに、どうしてそうしなかったのか? それは四迷も逍遥も尾張藩士の息子であり、普段は名古屋弁を話していたから……という説がある(藤井康生

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