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その輝きを奪ったのがテレビなのか、それとも「日本のアングラ演劇」3

       
第1回第2回より続く

1980年代半ば、斎藤晴彦という俳優が、クラシックの名曲に日本語の歌詞をつけて早口で歌い評判を呼びました。テレビ番組「今夜は最高!」では1985年、タモリや和田アキ子らとともに「オペラ昭和任侠伝」と題して東映やくざ映画のパロディ劇を演じています。また翌86年には、国際電信電話(現・KDDI)のCMで「カルメン」「ウィリアム・テル序曲」といった名曲に乗せて宣伝文句を歌い上げ、さらに知名度を上げます。

「今夜は最高!」では「モダン・ジャズ・オペラ 桃太郎」というコントにも出演、このとき赤鬼に扮した斎藤は、体を赤く塗ったのを洗って落とさないといけないという話から、「家に帰っても風呂がない……」とぼやいていました。40代半ばにしてやっと人気者になり仕事も増えていたとはいえ、これはあながち冗談ではなかったのかもしれません。

じつはその15年ほど前にも、斎藤は売れるきっかけをつかみかけていました。TBSテレビで、野沢那智と白石冬美が司会する深夜番組にレギュラー出演し始めたのです。野沢・白石といえば、当時ラジオの深夜放送で「ナチチャコ」コンビとして若者たちから絶大な支持を集めていました。アングラ系の劇団に所属していた斎藤にとって、そんな彼らとの共演は、知名度を上げるチャンスだったでしょう。しかし彼は番組を途中で降ります。というのも、劇団の公演に客演予定だったすまけいが突然行方をくらまし、その代役に斎藤の名前が挙がったからです。

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2014年8月23日のレビュー記事

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