深夜に遊んでいたら、ついハマってしまったアプリがある。それは、スマホのカメラで写真を撮るだけで、自分のリアル3Dアバターが簡単に作れちゃう無料アプリ、その名も「3Dピポ」だ。


使い方は超簡単。アプリを起動し、顔写真を読み込ませると、自動的にリアル3Dが完成する。
自分のフィギュアも簡単に作れちゃう、ユニークな3Dアバター作成アプリ

完成した3Dピポ(アバター)は、ヘアスタイルや服装、アクセサリーなど、豊富なバリエーションの中から、好みのスタイルが選べ、より自分に近づけられる。
自分のフィギュアも簡単に作れちゃう、ユニークな3Dアバター作成アプリ

さらに顔の表情も自在に変えられるので、ハッピーや怒り、悲しみ、驚きなど今の気分の表現も自在! さらに、アニメーション機能付きなので、いろいろなアクションをさせて動画として残すこともできる。

早速筆者も、同じ顔写真を元に2つの3Dピポを作ってみた。女性ユーザーに嬉しい肌をキレイに自動補正する機能も搭載しているというが、出来栄えはいかがだろうか?
自分のフィギュアも簡単に作れちゃう、ユニークな3Dアバター作成アプリ

作った3Dピポ(アバター)は、画像やムービーにして保存もできるし、SNSでシェアしてもOK。


写真の撮り方次第で、アバターの表情が変わるのもおもしろいところ。同アプリを開発したアイジェットの広報クリスさんいわく、
「たとえばカメラを上から撮ると顎が伸びて、顔の長いピポができますよ」
上手に撮るには、あごをひかず、正面から撮影。歯は見せないようにし、眼鏡ははずしておくのがポイントとのこと(※眼鏡はアクセサリーとして後からつけることが可能)。

さらに気に入った3Dピポが作れたら、実際の3Dプリンターでフィギュアを作ることもできる(※顔写真を読み込ませる際、“3Dピポで遊ぶ”を“3Dプリントしよう!”のいずれかが選べるので、プリントしたい場合は後者(右側)を押下)。アプリ上でオーダーし、3Dプリントするというサービスはなんと世界初だとか! フィギュアのサイズは約8.5センチで、価格は5980円だ。
自分のフィギュアも簡単に作れちゃう、ユニークな3Dアバター作成アプリ

実はアイジェットはもともと3Dプリントなどを手がけている会社。
同アプリの開発も、「もっと3Dプリントの世界を知ってほしい、楽しんでほしい。そして世界中の人のライフスタイルに役だってほしい。3Dプリントを当たり前の世界にしたい」という熱い思いがきっかけだったそう。

「当社ではこれまでもフィギュア作成はしてきましたが、従来のプロセスでは作成のためにわざわざスタジオに来てもらって撮影する必要があり、その後のお届けまで最大で2カ月かかりました」(クリスさん)
フィギュアのサイズが15cm~と大きめなこともあり、価格は4万8000円~(税抜/15cmの場合)。そこで、もっと簡単に、もっと素早く、お客様が望むフィギュアを提供するには? と考えた結果、今回のアプリにたどり着いたそうだ。

3Dピポの場合、アプリ上で注文すれば2週間程度で届き、5980円と価格も手ごろ。
フィギュアは自分用のコレクションにしてもいいし、友だちや家族のフィギュアを作ってプレゼントしても喜ばれそう。

一般ユーザーからも好評で、子どもから年配の人まで幅広く楽しんでいるという。また、リリースに先立って出展した業界向けの展示会でも、「これは絶対に大きくヒットするよ」「おもしろい」「一緒に組んでお仕事しましょう!」など、かなりの反響があったそうだ。

ちなみに同アプリはアイジェットと台湾のSPEED3D Inc.との業務・技術提携によって生まれたものなのだが、台湾で先行リリースされたInsta3D(台湾版/日本版:3Dピポ)はアプリ全カテゴリ中トップダウンロードを記録するほどの人気だとか。現在のところ、iOSのみの対応だが、12月にはAndroid対応版もリリース予定。また、1カ月に1回はコンテンツのアップデートを予定しているというから今後も楽しみだ。


3Dピポのコンセプトは「PLAY! PRINT! SHARE!」。アプリ自体は無料で使えるので、まずはいろいろ遊んでみては?
(古屋江美子)