今、原稿を書いています。エアコンで、部屋に暖房を効かせながら。
でも、欲を言えばもっと欲しい。今シーズンはこたつ購入を考えているし、床暖房があるとより最高。
いや、本当は暖炉のある部屋で生活したいんですよ? もちろん、夢物語なんですが。

……夢物語じゃないんです。暖炉、備えられるかもしれません。「スマートライフ研究所」(神奈川県横浜市)が今月より発売している『クリスタルファイヤー』(税別12,800円)は、工事も維持費も不要の室内用暖炉です。

炎がゆらゆら揺れる癒やし暖炉を、工事も煙突も不要で自宅に!?
ガチで暖炉! ゆらゆら燃えてる! それでいて、安全です。

ここで、念を押したい。よく、あるじゃないですか? 燃えてる“テイ”のやつ。いわゆる“フェイク”ってやつですか?
そういうのじゃないんです。これ、ガチで火です。ゆらゆら燃えます。それでいて、電気式でもないらしい。
本物の炎の揺らぎを眺めることのできる暖炉です。

それが可能な理由は、ズバリ「燃料」。消防庁の非危険物に認定された特許取得のハイブリッド型燃料を使用しているとのこと。従来の固形アルコール燃料とは違い、安全性と使いやすさを兼ね備えているそうです。

この“ハイブリッド型燃料”の主な特徴は、以下の3点。
●主成分はジエチルグリコールで人体に有害な煙やにおいを発生しないため、中毒などの心配が無い
●倒れてもこぼれないので延焼の危険がなく、ススも出ない。

●一度火を消してもその地点から再度利用することができ、好きな時にいつでも暖炉に火を灯すことができる。
通常の環境下では5年間の保管が可能なため、多くの自治体が防災用としてこの燃料を備蓄しています。
炎がゆらゆら揺れる癒やし暖炉を、工事も煙突も不要で自宅に!?
消防庁の非危険物に認定された特許取得のハイブリッド型燃料を使用。

そして、暖炉の使用法について。すこぶる簡単です。燃料を設置してマッチ等で着火すれば暖炉の中で炎が揺らぐし、消したい時は付属の消火プレートを燃料缶の上にかぶせるだけでOK。

そんなこの『クリスタルファイヤー』、実はアメリカでデザインされた製品らしいです。

「欧米では暖炉を持つ家が日本より多く、暖房目的以外に炎を眺めてリラックスするという話を聞いていました。そこで日本の住宅でも手軽に楽しめる暖炉をご提供できないか? と、商品化いたしました」(担当者)
確かに“暖かさ”もさることながら、暖炉には“癒やし”効果があると思う。炎の揺れには、交感神経の興奮を抑えて心身をリラックスさせる「1/fゆらぎ」効果もあるそうだし。

ちなみに、気になる“暖かさ”について。暖房器具としては、どれ程の効果を望めるのでしょう?
「『クリスタルファイヤー』は小型卓上型の暖炉で、立ち上る炎を鑑賞できるよう全面ガラス構造になっています。エアコンやストーブと同等に強力にお部屋を暖めるのではなく、ほのかに暖をとれるものとお考えください」(担当者)
逆に言えばテーブル等にも気軽に置ける、場所を選ばない暖炉だと考えられます。

「燃料を設置するカップは土台の設置面から離れた構造になっているため、テーブル等にダメージを与えることはありません」(担当者)

なるほど。気軽なだけに、さまざまな用途が考えられそうですね。
「働く夫婦がホッとしたいひと時や、アロマを焚く感覚で癒しの時間が欲しい時など、さまざまなシチュエーションにおススメできます」(担当者)

煙突いらずの室内用暖炉、一度試してみたいですよ!
(寺西ジャジューカ)