
【破天荒!? 高校の授業中に一人だけキャベツを置いてデッサン】
中村さんといえば、高校3年生の頃、授業中に机にリンゴを置いてデッサンをしていたというエピソードがある。小さなスケッチブックで描いていたら「お前、落書きはやめろ」と注意され、カチンときて「全然“楽”じゃない。本気です!!」と言い返し、以降は大きな画板を持ち込んだら何も言われなくなったというのだ。
「芸大の受験が近づくにつれて、絵の勉強をする時間がないと思って、キャベツやリンゴを置いてデッサンしてたんです。美術の授業以外でも。最初は怒られましたが、『これも“受験勉強”だし、早弁をしたりジャンプを読まれるよりはマシか』と思われたのか、そのうち怒られなくなりました(笑)」
――当時、ご両親は絵を描くことについては何かおっしゃってましたか?
「実は、両親とも絵に関係する仕事をしているので、僕には絵を描く仕事に就いてほしいと思ってたんです。高校の5教科の成績が悪くても怒られなかったけど、美術だけは5をとらないと怒られました」