発売前からネットで話題になっていたコイケヤのポテトチップス「もも味」と「バナナ味」が、ついに本日、18日からコンビニで先行発売! (株)湖池屋に聞いた商品の企画意図などと共に、食べてみた感想をお届けします。

本日発売!前代未聞のポテトチップス「もも味」&「バナナ味」を食べてみた!


さっそくですが、取材する前に思い出したことがありました。
コイケヤのポテトチップスといえば、昨年「みかん味」を出しているじゃないですか! 今回の2つの新商品はやはり、その流れで開発を…? (株)湖池屋に聞いてみたところ、こんな返答が。

「みかん味もかなりのチャレンジでしたが、味をよく表現できていると、多くの方々にご好評いただきました。今回もその流れと思われそうですが、実は別でして、パンケーキやグラノーラなど、いま注目が集まっている朝食マーケットに対応する新商品として開発したものなんです」

えー、ポテチを朝食に? まさかの返答でしたが、だからこそ、もも味、バナナ味というフルーツを選んだというわけですか。
「ポテトチップスの塩味と相性の良いフルーツを追求し続け、たどり着いたのが、ももとバナナでした。色モノと思われがちですが、試行錯誤しながら、真剣に作った商品です。50年、ポテトチップスに向き合ってきたコイケヤだからこそ、表現できたと自負しております」

力の入ったコメントに、コイケヤさんの本気を感じつつ、さっそく試食スタートです!
まずパッケージを開いた瞬間、甘〜い香りが漂ってきました。見た目的には両方とも色がついていないので、普通のポテトチップスと変わりません。

本日発売!前代未聞のポテトチップス「もも味」&「バナナ味」を食べてみた!


でもたしかに、ももとバナナの香り。例えるなら、ももは、もも味のキャンディーのようなフルーティーな香り。ずっと嗅いでいると、遠くの方からポテトがほんの少し、顔を出してきます。バナナの方が香りは強く、気のせいか、どことなくチョコバナナのようにも感じてきました。

味見はまず、バナナ味から! 
なるほどー。
香りからそうでしたが、こちらはまさに、ザ・バナナ。パッケージには“バナナパウダー使用”の文字。味は、いわゆるバナナチップスに近い気がします。ただ食感はパリパリのポテチなので、未体験の感覚。ベースのジャガイモの味より「ちょっとバナナが勝っているかな」という印象も。とはいえ、塩味との相性はいいんじゃないでしょうか。パウダーもけっこうまんべんなくついている感じです。

本日発売!前代未聞のポテトチップス「もも味」&「バナナ味」を食べてみた!


お次は、もも味。 
甘みはけっこう強いけれど、塩味ともマッチしていて、後からちゃんとジャガイモの味もするので、バランスが良い。それでいて、ももの味も残る…。続けて食べていると、違和感がなくなってくるというか、不思議と後を引く味わいです。パッケージに白桃果汁粉の原料として、“国内産もも使用”の文字が。
この、ももの果汁粉末が入っているのがポイントでしょうか。個人的には、もも味の方が好みです。

飲み物には、ポテチといえば、コーラということで、一緒に試してみたところ、相性は悪くないよう。コーラも甘いけれど、炭酸ですっきりするので、合わないこともないです。
意外にコーヒーとの組み合わせも良く、コーヒーはブラックより、牛乳をちょっと入れたカフェオレの方が合う気がします。ただし砂糖はなしで。他には牛乳との相性もなかなかでした。「朝食」を意識して作られただけあるのかも…?

本日発売!前代未聞のポテトチップス「もも味」&「バナナ味」を食べてみた!


うちの母親もポリポリと普通のポテトチップスと変わらない勢いで、美味しいといって食べていたので、60代以上の人にもいけるかも!? ちなみに母はバナナ味の方が好みのよう。一件、斬新さに抵抗がある人もいるとは思いますが、特に、あまじょっぱいものが好きな人は、案外ハマるかもしれません! (株)湖池屋によると、今後また別のフルーツ系の味を出す可能性もありそうな…。早くも期待してしまう自分がいたのでした。
(田辺香)
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