
7月15日発売予定
じわじわ・・・と何か暗雲が立ちこめてくる感じの86話。
提示されたのは、大悟(小日向文世)の「衰え問題」と一子(清水富美加)のお仕事問題。
希(土屋太鳳)と圭太(山崎賢人/崎の大は立)のままごとみたいな遠距離結婚話はスルーさせていただきます。遠距離結婚6か条とか絶対書き写さないぞ。
あと男の衰えがどこから来るか3ステップみたいのも書き写さないしタイトルにもしないぞ(妙な意地)。
絵に描いたような流され人生
58歳の大悟の腕が衰えてきたのかもしれないせいで、希のケーキのほうが人気になってきたのではないか、とみんな心配に。
一子のほうは、14週でなにげに匂わされていましたが、ブログでのリア充っぷりはどうやらフェイクで、「アリサ」という名で夜のお仕事をしている様子。
能登で、東京にでかける慎一郎(ガッツ石松)に手渡された夜の東京ガイドと一子のお仕事が繋がっちゃったりするのでしょうか。
大悟の衰えはまあ置いておき、一子です。絵に描いたような流され人生。モデル事務所を経営してるとか口当たりのいいこと言われてスカウトされたらモデルの仕事なんかなくて水商売の店で働かされてしまい、でもブログにだけは女子の憧れる素敵なライフスタイルをアップし続けるというパターンでしょうか。
ネットにごろごろ、こういう女子のブログやインスタ転がっていますよね。
母・はる(鈴木砂羽)が、娘のブログがやたら満たされていることを逆に心配するのはさすがです。
船越英一郎に捧げられている?
86話で気になったのは、何度も真俯瞰カットが出てきたこと。
突然のサスペンスやミステリードラマ調の映像は、まさか、今週のゲスト・船越英一郎に捧げられている? 妻との離婚を回避するため、オリジナルケーキを注文に来た男・榊原(船越)が希に「あなたに」「あなたに」(ケーキを頼みたい)と2回畳み掛けるカットは、本当に2回言ったのか、希がその言葉が印象に残ったのか、それはサスペンスというかミステリーですが希にとってもお店にとっても重要なことであるのは伝わってきました。
(木俣冬)
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いまひとつ視聴率が伸びないが、奮闘は讃えたい。NHK朝ドラ「まれ」おさらい(54話までを総括))