■東方神起 FANCLUB EVENT 2014
「THE MISSION 3 ~失われたコインを取り戻せ!!~」
2014.11.06(THU) at 横浜アリーナ
(※画像14点)

東方神起が、3年連続、史上最大規模となる約10万人動員のファンクラブイベント【東方神起 FANCLUB EVENT 2014「THE MISSION 3~失われたコインを取り戻せ!!~」】を、11月1日~3日にインテックス大阪、11月5、6日に横浜アリーナにて全9公演を開催した。

ファンクラブイベントらしくライヴとは一味違った内容で、大縄跳びや、メンバーが手料理を披露するなど、ファンと一緒になって楽しむイベントとなった。


オープニング映像の後、ユンホとチャンミンの二人が会場後方からトロッコに乗って登場。大歓声の中、メインステージに向かうまで、集まったファンに笑顔で手を振り続けた。その後、改めてステージに現れた二人は揃って「こんにちは、東方神起です」と挨拶し、ユンホは「短い時間ですが、皆さんと一つになってミッションをクリアしたい」と言い、チャンミンも「悔いのないように楽しみたいと思います」と本イベントへの想いを伝えた。また、2015年に開催が決まっている自身2度目となる5大ドームツアー【東方神起LIVE TOUR 2015 ~WITH~】については、「意味のあるツアーにするためにスタッフと内容を詰めている」(ユンホ)、「説明はいらないぜ、見せてあげるさ(笑)」とファンの期待を煽った。さらに、本イベントの前日にリリースされたばかりのニュー・シングル「Time Works Wonders」の紹介も。チャンミンは「R&Bテイストのバラードソング。しっとりとしているけど、カッコいい曲」と曲の内容を伝え、一方、ユンホはちょっとタイトルが長くて間違い易い、自分も“Time Works Wonder”とsを付け忘れてしまったことがあると明かし、ファンから笑いを取っていた(笑)。

この大規模なファンクラブイベントも今年で3回目。毎回、東方神起と彼らのファン“Bigeast”にミッションが課され、それを協力してクリアすることでイベントが進められる。その際、普段は見ることが出来ないメンバーの素顔に触れられたり、メンバーと直接的な交流が出来たりと、ファンにとってはたまらない要素が満載なのだ。

今回は5個のミッションに挑戦。一つ目は、10分以内にリストアップされた30個の品物の中から、15個以上を会場から集めるというもの。
ファンクラブの会員証や、ファンクラブグッズなど、この会場に集まっているファンなら誰でも持っていそうなものから、ネックピローや、フライパンなどの「そんなの誰が持ってるの!?」と思うものまで、さまざまなお題がある。それを、メンバーが会場を練り歩きながら、ファンから直接品物を受け取るのだ。二人が品物を探し始めると、ファンは大きな声をあげ、自分が持っているものをアピールし、メンバーとのやり取りを楽しむ。だが、訪れたのが最終日とあって、ファン同士が情報を共有し、すでに品物を準備して持参していたようで、簡単に品物が揃ってしまうという状態に。ただ、そこはサービス精神が旺盛な東方神起の二人。しっかりと10分をかけて探し、より面白いものを探すという新たなミッションを自らに課しつつ、ファンとのやり取りを楽しんでいた。ちなみに、ユンホは“ゴールド系”というお題で集めた指輪を「僕に丁度です」と得意気にはめて見せたり、イチゴ柄のネックピローをイチゴ系というお題もあったため、「どっちかわからないよ」とカワイイ不平を言ってみたりしていた。

二つ目のミッションは、お題に沿ってメンバーが描いた絵を、抽選で選ばれた会場内のファンが当てるというもの。2分以内に10問正解でミッションクリアとなるのだが、それがなかなか難しいようで…前日、このお題をクリアしたユンホは「自信満々」と言ったものの、始まってみるとかなりの腕前で(笑)。ナスにしか見えないイチゴを描いてみたり、もはや生き物かどうかもわからないようなラクダを描いてみたり。チャンミンが特徴を捉えたわかりやすい絵を描いて時間を稼いだもの、結局、このミッションはクリアならず。ユンホは自分じゃなくて、自分の手が悪いのだと言わんばかりに、手だけでゴメンナサイとジェスチャーで謝罪していた(笑)。


三つ目のミッションは、東方神起チームとファン8名からなるBigeastチームがそれぞれ大縄跳びをし、合計で30回以上出来たらクリアというもの。このミッションはこれまでの公演ではBigeastチームの成績が振るわないこと多かったようで、ユンホはファンに「(跳べなくても)あとは僕たちがどうにかする」と頼もしいコメントをしていたが、いざ始めてみるとなんとBigeastチームが24回成功! しかし、チャンミンはここまで来たらファンだけで30回を跳ぶところを見たかったようで、失敗したファンに「どうして!」と詰め寄っていた(笑)。そして、この時点で東方神起チームは6回以上を跳べばクリアということで、チャンミンは体力温存とばかりに、9回を跳んだところでわざと縄を踏んで止めてしまう。確かにミッション自体はクリアなのだが、それではファンの気持ちが収まらない。チャンミンは「今回のイベントで、ダンスや歌よりこれが一番大変です! 必要以上の回数はいらない!」と言い張るものの、結果、ユンホにも煽られて一人で40回に挑戦することに(笑)。ユンホが縄を回す役を買って出て、ゆっくり回したり、早く回したりチャンミンを翻弄しつつも、そこは持ち前の運動神経で40回をクリア。しかし、それで体力をすべて使い果たしてしまったのか、チャンミンは跳び終わると縄をすぐさま回収してステージ裏に投げつけ、床に寝転がったまましばらく起き上がれなかった(笑)。

そんな疲れ果てたチャンミンとともに挑む四つ目のミッションは、メンバーが料理をし、その工程の手際を選ばれたファンが、味を東方神起のダンサーが判定して、点数をつけるというもの。二人はそれぞれくじ引きで、ユンホが先生、チャンミンがアシスタントとなり、お味噌汁を作ることに。ユンホは疲れたチャンミンにエプロンを付けてあげ、「見たこと無いメニューを作る!」と宣言。まずは材料選びで、大根、白ネギ、ワカメ、かつおぶし、白味噌をセレクト。そこで、チャンミンから「なめこは?」と言われると、ユンホは生のなめこを味見。
さすがにそれは不味かったようで、渋い表情を浮かべていた。続いて、調理に入ると、疲れているのですぐに休もうとするチャンミンを無視して、ユンホはまずは白ねぎを輪切りにし、火にかけた鍋に水も何も入れずに投入。焼けて行くネギに会場のファンからはブーイングの嵐が起こるがお構いなし(笑)。その後、ようやく水を入れたので、かつお節で出汁を取るのかと思いきや、そこに白ネギ、かなり厚く切られた大根、ワカメ、なめこなどをどんどん入れ、水が沸く前に味噌も入れてしまう。周囲から「かつお節は?」という声が上がるも、ユンホは「最後に入れる」と言い張る始末。さらに、出汁しょうゆや、パックから出したままの豆腐、チャンミンに溶かせた生卵を入れて、最後にかつお節を入れると完成。微妙な見た目に仕上がった味噌汁をユンホはこぼしながら鍋から器に移し替え、まずはチャンミンが試食。しばし考えると「お味噌汁の味の範囲を超えた」という何とも言えないコメントを。結果、ファンと言えどもそんな工程に甘い採点はできず、合格点に届かずにミッションはクリアならずということになってしまった。ちなみに、味に関しては、試食したダンサーは美味しいとは言ったものの、採点ではやはりチャンミンと同じく味噌汁ではないということで、点数は低め。ユンホは「美味しければいいでしょう!」と言い張り、いい点数をくれなかったファンとダンサーをにらんでいた(笑)。

そして、最後のミッションは、東方神起の歌とダンスを思いっきり楽しむ!というもの。
これはクリアできないはずが無い。暗転した会場をファンが持つ真っ赤なペンライトの光が埋めつくすと、ステージ中央から東方神起の二人がダンサーを従えて現れる。それまでの和気藹々とした雰囲気ももちろん良かったのだが、この二人の佇まいは格別だ。1曲目「Superstar」に、続いてこの夏を彩った「Sweat」とダンスが見どころでもある2曲を立て続けに披露する。3曲目の「miss you」では、メインステージから後方のサブステージへ歩いて移動しながら歌う。ここで残りがあと2曲しかないと二人が告げると、ファンは残念そうな声をあげたが、二人は次の2曲はファンに捧げたい曲だと説明し、新曲「Time Works Wonders」とクリスマスプレゼントだと言う「White」を届けた。

最後に、二人は「Bigeastとの間には言葉は要らない。つながりを感じた」(ユンホ)、「楽しい時間だった」(チャンミン)と言い、最後は東方神起とBigeastが一緒になって「ウィー アー ティー!」と叫んでイベントは無事終了。東方神起とファンとの確かな絆を確かめ合う最高のイベントとなった。次に東方神起に会えるのは、きっとドームツアーとなるが、12月にはアルバム『WITH』も発売になるため、Bigeastと東方神起の愛はこれからますます深まって行きそうだ。
(取材・文/瀧本幸恵)

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