皆さんは昔、TBSでやっていた『筋肉番付』という番組を覚えていますか? スポーツバラエティの元祖といっても過言ではなくさまざまなオリジナル競技がありました。
出演するスポーツ選手が豪華だったこともこの番組の特徴。
OBだと野球界のレジェンド・王貞治氏や長嶋茂雄氏、現役(当時)だと松井秀喜やマルチナ・ヒンギス、ルイ・コスタなど競技を問わず国内外のスター選手たちが競技に挑戦していました。

また、競技の実況は古舘伊知郎氏であり、盛り上げに貢献。今、報道ステーションに出ている古舘さんを見ていると、もう一度スポーツ実況の世界に戻ってきてくれないかという寂しい気持ちになるんですよね……。

【スポーツ選手が挑戦した企画】


番組内での企画を見ていると、「プロの凄さ」と「プロでも難しいこと」がよく分かりました。後で詳しく取り上げますが、たとえば「ストラックアウト」はプロの投手であっても高記録を残せないということも珍しくなく、"ボール1個のコントロール"などという言葉は嘘なんだと実感しました。しかし、そんな中でもパーフェクトを達成して改めてプロの凄さを目の当たりにすることも。

■「ストラックアウト」
印象に残っているのはルーキーイヤーに大活躍した松坂大輔がストラックアウトに挑戦して記録0枚だったことです。プロ、しかも松坂ぐらいの選手でもそんなことがあるんだと驚きました(笑)。
しかし、その一方で、現役時代に「精密機械」と言われた北別府学やコントロールの良さで知られた工藤公康(当時ダイエー)がパーフェクトを達成。前評判通りの凄さにとても興奮しました。

■「キックターゲット」
これはいわばストラックアウトのサッカー版。蹴ったボールで的を射ぬけるかというものです。"ピクシー"ことストイコビッチがパーフェクトを達成していたのをよく覚えています。

それと印象的だったのが、FWではない選手のキックコントロールもかなり高いということ。ゴールに置かれた的を狙う競技だったので、FW有利かと思いきや、そうでない選手もパーフェクト達成したりしていました。(ドゥンガやカンナバーロが達成)
プロで極めた選手はディフェンスがメインの選手でも凄いということを実感しました。

【ケイン・コスギがSWATに入隊?】


スポーツ選手の競技以外にもSASUKEなどで活躍したタレント、ケイン・コスギや大森晃(おさる)の修行シリーズもありました。
ケイン・コスギは少林寺やSWATで修行していましたね。SWATなどのとてつもない厳しさに震えるとともに、ケインの身体能力、精神力の強さには驚かされました。

そういえば、筋肉番付のゲームも発売されていて、当時はかなり熱中していたっけ。手元にゲームがある方は久しぶりにプレイしてみてはいかが?
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