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日航機墜落事故から30年。生存者の兄が今語る「中学校の通学路で記者に待ち伏せされた」マスコミ被害

単独機の事故としては史上最悪の520名の死者を出した1985年の日航ジャンボ機の墜落事故からきょう8月12日でちょうど30年が経つ。テレビでは、これに先立ち8月1日にNHKスペシャルで「日航ジャンボ機事故 空白の16時間~“墜落の夜”30年目の真実~」が放送されたほか、今夜7時からはTBS系で「8.12日航ジャンボ機 墜落事故30年の真相~生存者 川上慶子さんの兄が語る“妹と事故”~」という特番が放送される。

TBSの特番はこの事故での生存者4名の一人である川上慶子さん(当時12歳)について兄・千春さんが取材に応じたものだ。ちょうど現在発売中の「文藝春秋」9月号にも、千春さんは手記を寄せている。事故で慶子さんと同乗していた両親と一番下の妹(当時7歳)を亡くした経験は、当時中学2年だった千春さんにも精神的なショックを与え、それを乗り越えるには長い時間がかかったという。
「文藝春秋」9月号。先に芥川賞に決まった2作が収録されているほか、阿川佐和子が作家・平岩弓枝との対談でその収録のあとに亡くなった父・弘之について語っていたりと読みどころは多い

手記にはまた、事故後、病院から退院したころから慶子さんがマスコミの取材攻勢に頭を悩まされていたことも書かれている。

《自宅の周りには常に何人ものカメラマンがいましたし、中学校の通学路で記者に待ち伏せもされました。過酷な事故の経験に加えて、相当なストレスになっていたと思います》

日航ジャンボ機の事故が起きたのは、マスコミによる集団的過熱取材、いわゆるメディアスクラムが問題化していたころだった。同じく1985年には、詐欺で告発されて捜査中だった豊田商事会長の永野一男が、取材陣が集まるなか乱入した男二人組に刺殺されるという事件も起きている。このとき犯人を制止せず、撮影を続けたマスコミに対して批判が集まった。
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