■6thシングル『虹』ミュージックビデオ撮影密着
2008.03下旬 at 都内某所
(※画像45点)

3月下旬、都内某所にて、Aqua Timez6枚目のシングル『虹』のミュージックビデオ撮影が行われた。この日は、満開になったばかりの桜が散ってしまうのでは?と心配になるくらいの寒さで、時折、小雨も混じるあいにくの天気。
しかも、撮影場所は、ある大規模施設の建設予定地で、今はまだ何もないただの空き地なため、雨風を防ぐものが一切ない状態…。

そんな悪条件の中、午前10時半、まずはTASSHI、大介、OKP-STARの3人が現場入り。衣裳の上にダウンジャケットを羽織ってはいるものの、薄着の3人はちょっと寒そうに首をすぼめている。TASSHIのソロ撮影から始めるということで、大介、OKP-STARは、エキストラの学生さん達と挨拶を交わしたり、スタッフと談笑したりしながら、TASSHIを見守る。今回は、“円形ドリー” と呼ばれるセットで、演奏するメンバーの外周を、カメラが回りながら撮影する。地上1.5メートル位の位置に組まれた台上のTASSHIは、見るからに北風に煽られていて寒そう。だが、いざカメラが回るとそんなそぶりは一切見せず、力強いドラムプレイを披露していた。

続いて、大介、OKP-STAR、2人での撮影が開始。体を激しく動かすOKP-STAR。その様子を笑いながら見ていたTASSHIが、演奏を終えたOKP-STARに真似をして見せる一幕も。一方、大介のソロ撮影では、その終始真剣な表情に「昭和の男前!」とTASSHI、OKP-STARがはやし立て、天候とは裏腹に現場の雰囲気は温まっていく。さらに、OKP-STARのソロ撮影では、歌を熱唱しながら演奏する姿に、周囲のスタッフから「ベースボーカル誕生!」と声が掛かり、その場は爆笑の渦に。
そこへ、太志、mayukoも合流し、楽しい雰囲気の中、メンバー全員集合となった。

5月にリリースとあって、mayukoの衣裳は半袖のワンピース。見ているだけでも寒そうな格好にも関わらず、本番では吹き付ける北風を暖かな春風のごとく表現し、軽快に鍵盤を弾く。「寒いのでは?」と気にするスタッフにも満面の笑顔で「大丈夫ですよ」と応え、さすがの気遣いを見せていた。そんな中、mayukoの撮影を見ているメンバーが一人足りない…と思ったら、OKP-STARが自転車に乗っている! 遠く離れた待機場所からの移動用に用意されたものだが、OKP-STARはそれを使って現場を偵察。さらに、代わる代わるメンバーを後ろに乗せ、現場の広さを存分に満喫していた。

そして、ようやく太志のソロ撮影が開始。すでに、時間も12時半となり、開始から2時間が経過。太志の撮影では、カメラを途中で取り替えたりと撮影時間も他のメンバーより長かったが、何度も同じフレーズを最後まで集中力を途切れさせることもなく、歌っていた。撮影の裏側を明かせば、ビデオに使われる音は、CDの音源になるので、現場で歌った歌が使われるわけではない。でも、太志はそんなことは関係なく、1回、1回気持ちを込めて歌っていた。そんな様子に、他のメンバー達も真剣に太志を見守る。


午後1時、ようやくソロ撮影が終了! ここからはメンバー揃っての撮影がスタート。太志を中心に、その周りを他のメンバーが囲み、太志とメンバーの間をカメラが回って、太志越しにメンバーを撮影する。待ち時間ではふざけあったり、和気あいあいとした雰囲気をかもし出していたが、ここからは一転、真剣なプロとしての5人の空気を感じた。

メンバーだけの撮影が終わり、エキストラが演奏するメンバーの間を走り抜ける撮影に移る。カメラ位置を上、横、後ろなどと移動させ、様々なアングルから撮影するため、エキストラは何回もダッシュを繰り返さなくてはならない。だが、何回かテイクを繰り返すうちにエキストラもメンバーもコツを掴み始め、特にNGなどもなく撮影は無事終了。ここでメンバーの出演シーンはオールアップとなった。雨も降り出してきたため、終了の充実感を味合う間もなくすぐに撤収となってしまったが、5人は周りのスタッフやエキストラにきちんと挨拶をし、午後3時、現場を後にした。

その後、エキストラだけの撮影が続けられ、監督の番場秀一さんが自ら走ってカメラの台車を押す場面も。そんな、メンバー、スタッフの頑張りもあり、午後3時20分、全ての撮影が終了。雨も降り出し、終始、寒さに耐えながらの撮影となったが、出来上がった作品は、「虹」という楽曲のイメージをより膨らませてくれる、さわやかで前向きなメッセージが伝わってくる仕上がりとなった。その辺りは、完成品を見てもらえば一目瞭然なので、是非、このレポートと共にチェックしてみて欲しい。


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