■2014 2NE1 WORLD TOUR ~ALL OR NOTHING~ in JAPAN
2014.07.06(SUN) at 横浜アリーナ

6月25日に日本オリジナル・ニュー・アルバム『CRUSH』をリリースした2NE1が、約2年ぶりとなる日本でのワンマンツアー【2014 2NE1 WORLD TOUR ~ALL OR NOTHING~ in JAPAN】を開催。7月6日に横浜アリーナで行われたライヴの模様をレポートしよう。


CL、DARA、BOM、MINZYのボーカルとエレクトロビートがパワフルに響く「CRUSH」からライヴはスタート。ダンサーたちととも、正面ステージ、花道、センターステージを存分に使って4人はファンを盛り上げていく。「FIRE」では、大きな炎が立ち上る中、パワー全開でパフォーマンス。この2年間、ワールドワイドに活動しグループとして大きく成長を遂げていることがライヴ冒頭から分かった。CLが、EDMシーンを牽引するスクリレックスのアルバムに、BIGBANGのG-DRAGONとともにフィーチャリングで参加していたことに代表されるように、個々のスキルアップも著しい。CLの堂々とした佇まい。女性らしさを増したDARA。BOMの伸びやかなボーカル。そしてMINZYは、ラップとダンスだけでなくボーカル面でもかなりの成長ぶり。

そして、このツアーのライヴは、ピンク、ホワイト、レッド、ブラックという4つのセクションに分かれて構成されていた。アップリフティングなピンクのコーナーから、穏やかなホワイトのコーナーに入ると、ステージでブランコに乗り「MISSING YOU」を歌い、アコースティック・アレンジされた「UGLY」などを披露。

情熱的なレッドのコーナーは、「I LOVE YOU」から始まった。
セクシーなダンスでファンを魅了し、静と動が交差する「GOTTA BE YOU」から続けざまにパワフルな「DO YOU LOVE ME」を歌い、ライヴのテンションをグングン上げていく。

続いては、反抗的なブラックのコーナーに突入。ヒートアップする会場にドロップされたのはキラーチューン「I AM THE BEST」。バイクにまたがりハードに歌う4人。サビではなんと、バイクまでもが踊りだすという衝撃の展開が勃発!!(バイクは実はダンサーだった!) そしてヘヴィメタルアレンジされた「GO AWAY」で会場全体が沸き上がって本編は終了した。

興奮の全く冷めない会場に「LONELY」のメロディが流れると、フロアから大きな歓声が上がった。メンバーが客席通路に登場したのだ。ファンと近くで接しながらステージへ歩いていった4人。観客全員のアガりっぷりはすさまじい。渾身のパワーを発揮し、4人はライヴを締めくくった。

まさに今回のライヴは、2NE1のポテンシャルの高さを改めて痛感できるものだった。強さもやさしさも内包した女性グループとして、彼女たちはこれからも圧倒的なショーを魅せてくれることだろう。

(取材・文/土屋恵介)

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