「おはようこんにちは」でスタートしたライブ。会場の外には、チケットを取れずに“音漏れ”を聴くために熱心な人たちが多数集まっている毎年恒例の野音ライブ。宮本浩次は「マニアックな曲っていうか好きな曲をたくさん歌いますので」と言い、「ああ流浪の民よ」や「星の砂」など数々のデビュー当時の楽曲を数々披露する。
それもそのはず、今日はキーボードに初期エレカシサウンドを一緒に奏でていた細海魚(読み:ほそみさかな)を迎えてのパフォーマンス。「野音の練習をしなければとレコーディングの合間にリハーサルをしていたんだけど、3時間のリハーサルのつもりが8時間・9時間になってしまって……こんな話面白くないですよね? いや、面白いはずなんですけど」と会場の笑いを誘う。
一番新しい曲ですと、発売されたばかりのシングルに収録されている「TEKUMAKUMAYAKON」を初披露。「今日は月は出てますか? みんな好きだよね? 中秋の名月とか? そんな日に来てくれてありがとう!」と中秋の名月の下で、月を歌った名曲「今宵の月のように」を披露。会場は大歓声に包まれる。