
■Major Debut Single『Killing Me』インタビュー(1/3)
歌って踊れる関西出身のユニット、その人気と実力を持ってメジャー・デビュー
YUYA、KODAI、T-MAXからなる関西出身のダンスボーカルユニット、“X4”。2015年初めに運命的とも言える出会いを果たすと、2月には早くも配信で1stアルバム『XVISION』をリリース。3月からは約1か月で20か所をまわる1stツアーを敢行。その後も6月にデジタルシングルをリリース、7月には2ndツアーと驚異的な勢いで活動を活発化させ、わずか結成10ヶ月で、シングル『Killing Me』にて10月7日にメジャー・デビューを果たすことになった。舞台、ミュージカルで俳優としても活躍する松下優也=YUYAを筆頭に、そのボーカル、パフォーマンスの実力は、新人とは思えぬレベル。今、にわかに活気づくダンスボーカルシーンの、その筆頭に駆け上がろうとしている、X4に迫る。
(取材・文/瀧本幸恵)
このチャンスをもらってからは一直線でした
――まずはX4の結成の経緯から教えてもらえますか?
YUYA:昨年くらいから僕の中で音楽活動としてグループをやってみたいという思いが出てきて。というのも、僕は舞台とか、お芝居の仕事もさせていただいてるんですけど、その中で共演者の方やスタッフの方と一緒に一つのものを作っていくということをやっていくうちに、それを音楽でもやってみたいと思うようになったんですね。それで、メンバーを探し始めて。T-MAXは元々、僕のソロのときのツアーのサポートをやってくれたり、何年か前から近くにいた存在で。KODAIとSJは大阪を拠点にストリートライブをやったり、グループとして一緒に活動していたんですけど、そのときに「すごく歌の上手い二人がいる」っていう話を聞いて。それで、4人で会ってみて、スタートすることになりました。
KODAI:最初に4人で集まったときに、お互いの夢についてとか、本当にいろんなことを話したんですね。そこで僕は「この人たちとやりたいな」って思えました。僕がそれまでやってきていた音楽とはジャンルはちょっと違ったんですが、元々、ダンスにも興味があったし、R&BやHIP-HOPも好きだったので、そこはすっと入っていけました。
SJ:YUYAくんと初めて話をしたとき、今まで音楽をやってきて、いろんな仲間がいましけど、その中の誰よりもしっかりとした自分のビジョンを持っている人だなって思って。こういう人と一緒にやれたら良いなって思いました。それで、やらせてもらうことになりましたね。
T-MAX:僕はYUYAくんがさっき言ってくれたように、サポートとして一緒にツアーを回らせてもらったりしながら、自分の音楽もやってはいたんですけど、「こんなんで自分は大丈夫なんやろうか?」って考える日々が続いてもいて。そんなときに今回の話を頂いて、これ以上ないチャンスだって思いました。なので、もうこのチャンスをもらってからは一直線でした。
――4人で集まって、こんなグループになりたいとか、方向性や目標などは、話し合ったりしましたか?
YUYA:最初にどういうビジョンを持っているのかとかは話しましたね。それで、僕たちに共通していたのが、大きな会場でライブをやりたいとか、シンプルに有名になりたいとか、そういうところだったので、それが目標としてあるなら一緒にやって行けるなって思いました。それから、こういうことをやりたいとか、こんなこともやってみたいとか、そういう日々の目標みたいなものは、今でも普段の会話の中でもよくしてますね。
――“X4”という名前の由来は?
YUYA:グループ名を考えなくちゃいけないってうときに、いろいろと案は出し合ったんですけど、“Extreme(エクストリーム)”という言葉の極限とか、過激っていう意味と、“X”という文字の未知数な意味を込めて“X4(エクスフォー)”と付けました。覚えやすい名前にしたかったので、シンプルにしたかったというのもありますし、僕ら自身はカッコいいことをやりつつ、キャッチーでありたいっていうのもありましたね。
――そういうふうに活動をスタートさせて、そろそろお互いのキャラクターもわかって来た頃かな?と思うので。それぞれの長所と短所を教えてもらえますか。
KODAI:T-MAXの良いところは、真っ直ぐなところ。これって決めたら、それに一直線に進んで行く傾向がありますね。めちゃめちゃ純粋なんですよ。でも、それがときどき行き過ぎて、赤信号でも止まらへんみたいなことにもなって(笑)。周りを無視して突き進んで行ってしまこともあるので、そこはたまに周りを眺めて頂けると良いかなと。
――真っ直ぐなところが、長所でもあり、短所でもあると。
T-MAX:そうですね……。(自覚が)あります。
――(笑)。
SJ:KODAIの良いところは、人をよく見ているところ。近くにいてそこまでよう見てるなって思うことがあるくらい。短所は……溜め込むところかな。いろいろ言えずに溜め込んじゃうところがあるんです。
KODAI:僕、基本的に自分から「僕のことを知って欲しいです」みたいな感じでは行けないんですよ。だから、相手をよく観察して、自分なりに解釈してから、自分を出して行くみたいな(笑)。
――では、SJさんはどんな方ですか?
YUYA:4人の中では一番社交的かな。初対面の人が一番接しやすいと感じるのがSJだと思います。あと、それぞれみんな持ってるけど、思いやりがあるところですかね。短所は、我慢強くない(笑)。気持ち良い方に流されがちなんですよ。例えば、筋トレとかでも、T-MAXは無理やりにでも頑張るタイプなんだけど、SJは一定のレベルに来たら諦める。
SJ:そうですね、限界まできちゃうとギブしちゃいますね。快楽主義です(笑)。
――YUYAさんは?
T-MAX:短所はすごい気分屋っていうか(笑)。
YUYA:間違いない(笑)。そりゃわかるよな、一緒にいたら。
T-MAX:ライヴのMCとかでも、ちょっと気分がよくない時はすごく冷たかったり……。
YUYA:すみません! 気分が乗らない時もありました。すみません!
T-MAX:(笑)。長所は理想というか、意識が高い。そこに到達出来無いなら「死にたい」とか言うし。
YUYA:言ってないよ!(笑)。
T-MAX:「この年齢で、自分の好きなことや音楽ができてなかったら、俺やったら死にたい」とか言うんですよ。そのくらい目標が高いというか。ただ、高い目標を掲げていても、口だけでそこまで行けない人がほとんだと思うんですね。でも、YUYAくんはそこに自分を持って行けるようにする。努力家ですね。
YUYA:ありがとうございます。

X4がどんなグループなのかをアピールするには一番適していると思った
――では、皆さんのキャラクターもちょっとわかったところで、楽曲のお話を聞かせて頂ければと思います。メジャー1stシングル『Killing Me』ですが、“1st”ということで、これから活動を続けて行く中でも皆さんにとって重要な1曲になると思います。表題曲に「Killing Me」を選んだポイントは何だったんでしょうか?
YUYA:今年の2月にインディーズで1stアルバム『XVISION』を配信リリースしたんですけど、実は「Killing Me」もそのときにはあった曲だったんですね。でも、アルバムに入れてしまうのがもったいないって思うくらい良い曲だったので、ライブではやっていたんですけど、音源にはせずに残しておいたんです。サウンドもカッコいいし、歌詞もキャッチーで耳に残りやすいし、踊りも、見てもらったらわかると思うんですけど、みんなで一緒に踊れるくらいの覚えやすいポイントがあって。それから、全体的に派手さもある。R&Bテイストの曲って、音数の関係とかもあって地味になりがちなんですけど、この曲はそんな感じじゃなくて。メジャーデビューをする上で、X4がどんなグループなのかをアピールするには一番適していると思ったので、この曲に決めました。
――曲を最初に聴いたときはどんな印象を持たれましたか?
YUYA:僕は元々、R&Bが好きなのでサウンド的にはドストライクでしたね(笑)。なんて言うか、あのサンプリング感がすごく好きで。最近流行りの感じというより、90年代とか、アメリカでグループものが流行ってい時代の匂いも残りつつ、アジア圏でもウケるようなトラックで。X4の曲で良かったです。もし、他のアーティストが歌ってても「うわ~カッケェ~この曲」って思うと思います(笑)。
T-MAX:デモは外国人の方が歌っていて、適当な英語で入ってたんですね。それで、歌詞を書いてみようかって話になったんですけど、僕にはこれは難し過ぎて絶対つけれへんって思いました。俺が日本語にしらカッコ悪くなっちゃうって(笑)。でも、SJが作詞したのを見てみたら、本当にカッコ良くって。「はぁ~」ってなりました(笑)。“Killing Me”って言葉が何回も入ってきて、すごくキャッチーだったし。
――そんな作詞をされたSJさんはどうだったんですか?
SJ:僕は最初に聴いた瞬間から外国の風景がイメージに出て来て。洋楽の雰囲気も漂っていてセクシーでカッコいいって思いました。それで、作詞するに当たっては、セクシーな女性を登場させて、妄想しながら書いて行きました(笑)。僕の妄想ワールドにぴったりハマったので、わりと苦労もせず、1日でパーンと書けましたね。
KODAI:SJが書いてきた歌詞を見て、メロディと合わせてみると、曲がよりセクシーに聴こえて来て。だから、歌うときもそうですし、ダンスをするときも、その色気を出すことに意識を向けてます。
――この曲でX4が一番アピールしたいところはどこでしょうか?
YUYA:シンプルに言うと、腰を使ったダンスってなるんですけど、やっぱり全員がメインになってるところですかね。歌でもダンスでもそれぞれが真ん中というか、中心になれてる。この個性が強い感じは見て欲しいですね。
――ミュージック・ビデオはニューヨークの街中で撮影されたそうですね。
YUYA:ニューヨークで撮ることになったのにはいろいろ意味があったんですけど。僕が1年に1回くらいのペースで訪れてる街ってこともありますし、曲のイメージと合っていたからっていうのありますし。それから、(他のメンバーに)ニューヨークという街で、何かを感じてもらいたかったというのも大きいです。これから一緒にやって行く中で、あの街のスケール感みたいなものを感じておいて欲しかった。
KODAI:ニューヨークの街を背に、踊ったり、歌ったりして。なんかすごいアーティストになったような気分がしました。ニューヨークパワーみたいなものをもらった気がします。すべてが大きく感じて、言葉にするのは難しいんですけど、あの街に行って、なにかちょっと強くなれたように思います。
――撮影以外で、何か思い出に残ってることは?
KODAI:普通に買い物とかをしていても、日本にいるときとは全然違う感覚があって、街が俺をカッコ良くさせてくれるみたいな(笑)。すべてが新鮮でしたね。あと、僕はミュージカルを見に行かせてもらったりもして。英語が苦手なので何を言ってるかわからない部分も多かったんですけど、最後のカーテンコールのときには、めっちゃ感動しちゃってて。言葉がわからなくても、伝わってくるものがありましたね。
――ミュージック・ビデオ全体を通しての見どころはどこですか?
YUYA:今話したように、ニューヨークのシーンはもちろんなんですけど、できればダンスシーンにも注目して欲しいですね。僕ら4人とダンサーさん8人の12人で踊ってるんですけど、ちゃんと12人用の構成にしてやったので。2番のサビ前のところで、僕ら4人が回って飛んで、着地した瞬間に倒れていたダンサー8人が起き上がるとか。普段のライブでは見せられないようなこともやっているので、そこはもう一つの見どころですね。
――セクシーな腰の動きとか、ダンスにもポイントがありますよね。
YUYA:パッと見の印象は、<君の腰つき見る度>のところの腰振りですよね。と言うか、細かく言うと、“腰振り”じゃなくて、“腰回し”なんですけどね(笑)。周りからの話を聞いてると、やっぱりそこが印象に残るみたいです。
――インタビュー2へ
≪動画コメント≫
≪リリース情報≫
Major Debut Single
『Killing Me』
2015.10.07リリース

【初回限定盤A】CD+DVD
TECX-1 / ¥1,759(税抜)
[収録曲]
1. Killing Me
2. MONSTER
3. Killing Me(instrumental)
4. MONSTER(instrumental)
<DVD>
1.「Killing Me」MUSIC VIDEO
2.「MONSTER」LIVE VIDEO(1st Tour FINAL 15.4.29)

【初回限定盤B】CD+DVD
TECX-2 / ¥1,759(税抜)
[収録曲]
1. Killing Me
2. MONSTER
3. Killing Me(instrumental)
4. MONSTER(instrumental)
<DVD>
1.「Killing Me」MUSIC VIDEO
2.「声にしたなら」MUSIC VIDEO

【通常盤】CD
TECX-1 / ¥1,111(税抜)
[収録曲]
1. Killing Me
2. MONSTER
3. #musicoverdose -X4 ver.-
4. Killing Me(instrumental)
5. MONSTER(instrumental)
6. #musicoverdose -X4 ver.-(instrumental)
≪ツアー情報≫
【LIVE TOUR 2015 ~Killing Me~】
2015年10月21日(水)東京・恵比寿 LIQUIDROOM
2015年10月29日(木)北海道・札幌 cube garden
2015年11月1日(日)埼玉・さいたま新都心 HEAVEN'S ROCK
2015年11月3日(火・祝)石川・金沢 AZ
2015年11月4日(水)京都 MUSE
2015年11月5日(木)大阪・梅田 CLUB QUATTRO
2015年11月6日(金)兵庫・神戸 VARIT.
2015年11月8日(日)岡山・岡山 IMAGE
2015年11月9日(月)愛媛・松山 SALONKITTY
2015年11月10日(火)福岡・福岡 BEAT STATION
2015年11月12日(木)愛知・名古屋 Electric Lady Land
2015年11月15日(日)宮城・仙台 CLUB JUNK BOX
2015年11月19日(木)神奈川・新横浜 NEW SIDE BEACH
2015年11月21日(土)千葉・柏 PALOOZA
2015年11月26日(木)東京・品川Stellar Ball
≪イベント情報≫
【X4デビューシングル「Killing Me」発売記念イベント】
※ミニライブ&握手会
2015年10月9日(金)タワーレコード渋谷店 1Fイベントスペース
2015年10月11日(日)タワーレコード梅田NU茶屋町店 6Fイベントスペース
2015年10月18日(日)神奈川・新星堂モザイクモール港北店STYLE'S STUDIO
2015年10月26日(月)東京・銀座山野楽器 本店 7Fイベントスペース“JamSpot”
【BREAK OUT ハロウィン祭 2015】
2015年10月25日(日)Zepp DiverCity Tokyo
出演:X4、Da-iCE、他
≪関連リンク≫
X4 オフィシャルサイト
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