『心霊スポット巡礼ツアー』や『Sanwa Claus Taxi』など、一風変わったタクシーサービスを送り出してきた三和交通(横浜市港北区)。今回は業界初となる「タクシー流鏑馬(やぶさめ)」を実施するという。
「タクシー流鏑馬」は、日本の伝統行事である「流鏑馬」を現代版にアレンジしたもの。馬の代わりにタクシーに乗って弓を射る。さすがに本物の弓矢を放つことはできないので、ゴムとスポンジ製の弾を飛ばして、的を狙うゲームとなる。2月27日、実際に挑戦してみた。
会場に着くとのぼり旗が立っていた。ステッカー、のぼり、ハッピなど、すべて今回のイベントのために制作したとのこと。車を見ると尻尾までついている! ボンネットには「馬」の文字。三和交通の社員の方が書かれたそう。
イベントが終わってからも、実際にタクシー業務で使用される予定とのこと(ただし、しっぽは外す)。今後もしかしたら街中で見かけることがあるかもしれない。
三和物産・代表取締役社長の吉川永一さん。同社のほかにも自動車学校やゴルフ場の経営など、手広く事業を展開している。
受付横に試し撃ちスペースがあったので練習をしてみた。的は筒状になっており、その中をめがけて撃つ。真ん中の赤に入ると50点、その外側の黄色が30点、一番外の青が10点。すき間に入ったり、筒のふちに当たって落ちたりすると、すべて3点となる。
実際やってみると、なかなか難しい。当たって跳ね返るパターンが多かったように感じる。弓に見立てたボウガン(ナーフ)は3種類から選べる。マシンガン風のものもあったが、せっかくなので一番"流鏑馬っぽい"っぽいものを選んだ。
コースには9つの的が用意されており、弾は12発ある。後部座席に座り、左右両側の窓から撃つので、随時体勢を変えなければならない。
的に近づくとドライバーさんが、撃ちやすいようにスピードをゆるめてくれる。しかし、走りながらなのでやはり難しい。撃っても次の準備をしないといけないので、ちゃんと的に入っているかどうか確認する余裕もなかった……。
5番目の的はなんと車。動くタクシーに的がついており、それをめがけて撃つ。吉川社長によると「映画で"車どうしの打ち合いシーン"をよく見るけど、実際にはできないのでやってみたら面白いかも、と思いつきました」とのこと。確かにあのシーン、一度やってみたかった!
最後の2つの的は可動式。……といってもスタッフの方が人力で回転させていた。八の字を書くように走行しながら、回転する的をめがけて撃つ。これもなかなか難しい。
結果、点数は136点。その時点でトップ! といっても初日の朝イチでやったので、参加者はまだ7、8人程度。その時点での平均は80点くらいだった。
難しいがもう1回やりたくなる面白さ。2回目のチャレンジをしたものの、結果は72点、あえなく下がってしまった。最初はビギナーズラックだったのかもしれない。
得点は後日HP上で公開され、順位に応じて「心霊スポット巡礼ツアー2016(仮)」の優先招待券や、各種観光プラン等の賞品がもらえる。
今回の「タクシー流鏑馬」は会社案内会も兼ねている。「実は採用がメイン。より多くの人に三和交通を知ってもらうため、このようなイベントを企画しているんです」(吉川社長)。SNSを中心に話題になっていたので、認知度は確実に上がっているだろう。
夏には、昨年好評だった「心霊スポット巡礼ツアー」をよりパワーアップしておこなう、とのこと。
またエッジの効いた企画を期待したい!
(村中貴士・イベニア)

「タクシー流鏑馬」は、日本の伝統行事である「流鏑馬」を現代版にアレンジしたもの。馬の代わりにタクシーに乗って弓を射る。さすがに本物の弓矢を放つことはできないので、ゴムとスポンジ製の弾を飛ばして、的を狙うゲームとなる。2月27日、実際に挑戦してみた。

「タクシー流鏑馬」車体ステッカー、のぼりまで! 気合い入りまくり
会場に着くとのぼり旗が立っていた。ステッカー、のぼり、ハッピなど、すべて今回のイベントのために制作したとのこと。車を見ると尻尾までついている! ボンネットには「馬」の文字。三和交通の社員の方が書かれたそう。

本物の馬そっくり? 黒い尻尾がなびく

ボンネットには「馬」、車体横には「タクシー流鏑馬」の文字。
イベントが終わってからも、実際にタクシー業務で使用される予定とのこと(ただし、しっぽは外す)。今後もしかしたら街中で見かけることがあるかもしれない。

受付には巫女さんがおり、和の雰囲気を感じられる。三和交通の広報の方々だそう。

運転手も馬のかぶりものを装着。もちろんプロのタクシードライバーだ。

三和交通の社長さん。社員さんは水色、社長は黒のハッピ。
三和物産・代表取締役社長の吉川永一さん。同社のほかにも自動車学校やゴルフ場の経営など、手広く事業を展開している。
「流鏑馬」初体験の筆者が体験。まずは試し打ち
受付横に試し撃ちスペースがあったので練習をしてみた。的は筒状になっており、その中をめがけて撃つ。真ん中の赤に入ると50点、その外側の黄色が30点、一番外の青が10点。すき間に入ったり、筒のふちに当たって落ちたりすると、すべて3点となる。

実際やってみると、なかなか難しい。当たって跳ね返るパターンが多かったように感じる。弓に見立てたボウガン(ナーフ)は3種類から選べる。マシンガン風のものもあったが、せっかくなので一番"流鏑馬っぽい"っぽいものを選んだ。

気分はスナイパー!?ゴーグルも着用していざ実践!
コースには9つの的が用意されており、弾は12発ある。後部座席に座り、左右両側の窓から撃つので、随時体勢を変えなければならない。

的に近づくとドライバーさんが、撃ちやすいようにスピードをゆるめてくれる。しかし、走りながらなのでやはり難しい。撃っても次の準備をしないといけないので、ちゃんと的に入っているかどうか確認する余裕もなかった……。

5番目の的はなんと車。動くタクシーに的がついており、それをめがけて撃つ。吉川社長によると「映画で"車どうしの打ち合いシーン"をよく見るけど、実際にはできないのでやってみたら面白いかも、と思いつきました」とのこと。確かにあのシーン、一度やってみたかった!

動く的
最後の2つの的は可動式。……といってもスタッフの方が人力で回転させていた。八の字を書くように走行しながら、回転する的をめがけて撃つ。これもなかなか難しい。

結果、点数は136点。その時点でトップ! といっても初日の朝イチでやったので、参加者はまだ7、8人程度。その時点での平均は80点くらいだった。
難しいがもう1回やりたくなる面白さ。2回目のチャレンジをしたものの、結果は72点、あえなく下がってしまった。最初はビギナーズラックだったのかもしれない。

得点は後日HP上で公開され、順位に応じて「心霊スポット巡礼ツアー2016(仮)」の優先招待券や、各種観光プラン等の賞品がもらえる。
流鏑馬イベントよりも、採用がメイン?
今回の「タクシー流鏑馬」は会社案内会も兼ねている。「実は採用がメイン。より多くの人に三和交通を知ってもらうため、このようなイベントを企画しているんです」(吉川社長)。SNSを中心に話題になっていたので、認知度は確実に上がっているだろう。

夏には、昨年好評だった「心霊スポット巡礼ツアー」をよりパワーアップしておこなう、とのこと。
またエッジの効いた企画を期待したい!
(村中貴士・イベニア)
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