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プロレスの人気低迷は総合格闘技に負けたからではない『プロレスという生き方』

メディアへの露出も増えていて、新日本プロレスの棚橋弘至選手や真壁刀義選手などはバラエティ番組への出演も目立ちます。特に棚橋選手は、かつての無口で怖いプロレスラーのイメージを覆した、プロレス再ブームの立役者と言ってもいい存在です。

──プロレスの客層が変わってきたということでしょうか?

三田 新しいお客さんが本当に増えました。若いお客さん、女性のお客さんが増えています。以前はプロレスを深読みして楽しむマニアが多かったのですが、今は純粋に試合を楽しみにして来ている人が多いですね。選手に思いっきり声援を送って、試合が終われば「ああ、楽しかった」と帰る。プロレスを夏フェス的に楽しんでいるお客さんが増えている感じがします。

──以前は「猪木の謎かけ」を一生懸命考えるようなファンが多かったと思いますが、今は“陽性のエンターテインメント”になったわけですね。

三田 「選手がキラキラしていてカッコいい!」という感じで入ることができるようになったのが今のプロレスの特徴です。象徴的なエピソードがありまして、棚橋選手に「どんな準備をしてプロレス観戦に行けばいいですか?」とお聞きすると、「何も準備しないで、手ぶらで来てください」と答えるんです。「そしたら、僕がたくさんお土産を持たせて帰しますよ」って。

──いいこと言いますねえ!(笑)

三田 予備知識がなくても、試合を見れば「わぁ、すごいなぁ!」と楽しめるのが今のプロレスです。ただ、入口はライトでも、どんどん深みにハマっていく人も多いですよ。インターネットなどで過去のことを調べれば、「あ、この選手と選手の間にはこんな因縁があったのか!」とわかります。プロレスには後から反芻する楽しみもあるんです。何も知らなくても楽しいし、知れば知るほど楽しくなる。それがプロレスの良さですね。

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