……と思っていたら、驚愕のLINEスタンプを発見してしまいました。

これは、なんと曹洞宗が8月31日にリリースしたもの。その名は『曹洞ZEN』(120円)です。
「いそぎます」と僧侶が空を飛んで目的地へ向かうLINEスタンプ
そんな由緒正しきところから、こんな可愛らしいスタンプが生まれるとは思わなんだ。というわけで、事の経緯を曹洞宗に伺ってみました。
「若い方々にも曹洞宗に馴染みを持っていただこうと、教化部長から『LINEスタンプをリリースしてみよう』という提案があったんです」(曹洞宗宗務庁教化部・阿部さん)
もちろん、このアイデアが実現するまでには様々な障壁があったそう。しかし、それらを一つ一つクリアし、プランが動き出して一年半越しに正式リリースと相成りました。
それにしても、どれも使い勝手は良さそうだ。例えば、これなんか待ち合わせ時に打って付けだし、



以下のスタンプを使う局面は、普段の会話中に頻発するはず。



仕事連絡の際は、以下のスタンプが活躍するだろうし



毎日の日常会話として、こんなスタンプも使ってみたくなる。



「『皆さんが使いやすいように』ということを意識し、それぞれのスタンプをデザインいたしました」(阿部さん)
若い僧侶と、一般の若い人たちに使ってもらいたい
ちなみに、このLINEスタンプで想定しているターゲット層はありますか?
「第一に、20~30代の僧侶です。スタンプのデザインを依頼した愛知県歓喜院の畔柳さんも、実際に本山で修行された若手のお坊さんです。
だからこそ、LINEスタンプには修行僧やお地蔵さんが多数登場している。自分が体験したシチュエーションが、そのままデザインされているという構図です。
「修行僧のことを雲水とも言いますが、近い存在で皆さんもお馴染みのお地蔵様も多数登場させました」(阿部さん)
ところで今後、このようにキャラクターを駆使した展開は曹洞宗で引き続き行われていくのでしょうか?
「そうですね、反響次第で検討していきたいと考えています」(阿部さん)
とにかく今まであまり馴染みがなかっただけに、ギャップ感と新鮮な驚きが凄いです。ご清聴、ありがとうございました。

(寺西ジャジューカ)
※「畔柳さん」の柳は、本来は柳の旧字体