
検索エンジンに「商社マン」と打ち込めば、検索候補に「結婚したい」と出てくるほど、商社勤めの男性は今も女性から大人気だ。「高給」「有能」「知的」――そんなキーワードが浮かび上がってきそうだが、世の婚活女性たちは商社マンのどのあたりに魅かれているのか。
商社マンは医者と並ぶ女性人気の職業
「CLASSY.」はアラサー女子層がターゲットで、「こなれカジュアル」なファッションを提唱。「JJ」と同系列で年代が少し上の雑誌といえば、わかりすいかもしれない。媒体資料によると、読者は大都市圏で生まれ育ち可処分所得が高く、購買意欲にも意欲的だという。
そんな同誌が2016年11月号で取り上げた「婚活目線で見直す商社マン」。婚活サイトとの協力によるアンケートや、「現役商社妻」3人の緊急座談会、イラストを交えた「4大商社マンの傾向と対策」など盛りだくさんだ。順番に見ていこう。
女性限定で実施した上記のアンケート結果では、結婚したい男性の職業で「医師・医者」と並んで上位に位置していた商社マン。語られる商社マンの魅力は、「美味しいお店にたくさん連れていってくれる」ことや、「海外旅行の時にリードしてくれそう」、「正直に言って経済力」など概ね一般的なイメージ通りだ。知的で金があり仕事もできるコミュニケーション能力の高い男性はやはり、結婚相手として魅力的らしい。
では実際に商社マンと結婚した女性はどこで彼らと出会っているのか。商社妻たちによる座談会は「友人主催のバーベキューで出会いました」「独身寮での『寮祭』もいいかも」「合コンをいっぱいやっているので、幹事に芋づる式で頼んでいけば絶対に出会える」など、商社マンと出会う方法が具体的に語られる。
だが、「商社妻」になるのも良いことばかりではないようだ。座談会では、海外赴任する夫についていくためキャリアを捨てる必要があったり、忙しいのでなかなか連絡が取れなかったりするという現実が語られる。読者へのアドバイスとして商社妻のひとりは「放置に耐えること」と挙げており、商社マンと結婚したい女性たちアンケートにあった理想と現実とのギャップがすごい。
4大商社マンをキャラクター化
そして最後は「4大商社マンの傾向と対策」だ。「ショージくん」(三菱商事)、「ブッサンくん」(三井物産)、「イトチューくん」(伊藤忠商事)、「スミショーくん」(住友商事)とそれぞれをキャラクター化、イラストも添えられている。
これにはTwitterでも反響が多数あり、
「住商が不細工な上にソロバン持たされてて笑いました。笑」
「会社別生態が載ってるんだけど住商だけ編集者なにか恨みでもあるの?ってくらいブサイク。 そしてさらっと外された丸紅ドンマイ」
「CLASSYの『4大商社マン分析』、当たらずも遠からずなんだけど、すみしょーのイラストがかわいそう笑もっとかっこいい人いるから!!!」
といったツイートがされている。
現役商社マンへの聞き取りによる、各社それぞれの好きな女性のタイプまで載っているので至れり尽くせり。これを頭に叩き込んで商社マンに出会えば、婚活女子がうまくいく確率はあがるのだろうか――。
