「4℃の接客対応が素晴らしい」同性パートナーとのペアリング選びで絶賛

LGBTのTwitterユーザーが2月6日、同性パートナーとのペアリングを選びに某百貨店内にあるジュエリーショップ6店舗を回ったなかで「4℃が唯一良かった」と、店員の接客対応についてツイート。共感と称賛の声が多くあがっている。


提案だけでなく、応援の言葉まで


投稿者は、彼女に指輪をプレゼントするとの口実で、6店舗のジュエリーショップショップを回り、どのショップが一番LGBTに理解を示してくれるかをチェックしていた。しかし、ブランドによっては、同性のパートナーへのプレゼント用だと知るなり「一気に引かれて、塩接客になった」という。そんななか「唯一良かったのは4℃」だった。

4℃の店員は、投稿者が同性パートナーとのペアリングを選んでいることに驚きを見せつつも、「無理して男性デザインの選ばなくても、女性デザインのを二つ買ってペアリングにするのも良いですね」との提案で切り返したという。さらに、帰り際には『サプライズですよね?頑張って下さい!』と応援の言葉をかけ、投稿者の背中を押したそうだ。また、ペアリングだけでなく婚約指輪や結婚指輪を紹介してくれたようで、投稿者は「LGBTのお客様だろうとなんだろうと、その時必要な提案と接客をする姿勢が大切だと痛感した」と、4℃での接客対応を絶賛した。

企業理念が店員ひとりひとりに浸透している?


投稿には、過去に4℃で同じような体験をしたLGBTから「彼女の写真を見せて似合いそうなネックレスを選ぶのを手伝ってもらいました」「男性同士で結婚指輪を買いましたが、俄が素晴らしかったですよ。なにも聞かず、それでいてさりげなく応援してくれる雰囲気でした」「こちらのことを一瞬で理解してくれて助かりました」など、共感と称賛の声が多く寄せられた。

なかには、以前4℃の店員を務めていたという人が「入社時の研修で相手の立場に立って考える様に指導され」「ジュエリーが一生の思い出や人生の節目に出逢うものであることを常に忘れず接客する」など、会社が持つ信念についてコメントしている。

同社では、経営方針のひとつに「個性と創造力を大切にし、調和のとれた人間集団づくりを行います」を、行動指針には「人の感情を大切にし、お互いの存在を認め合う」を掲げている。これらは、今回の件と直接的に関係があるかは定かでないが、企業の考え方が店員ひとりひとりにまで浸透していることがうかがえる出来事ではないだろうか。

(上西幸江/HEW)
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