
チーム1997は、裂固とR'kumaとEINSHTEIN。
高校生RAP選手権出場者チーム、全員1997年生まれ。
崇勲とサイプレス上野との2on2を勝ち抜き、2nd Battleは裂固とT-PABLOWの1on1対決。
「BAZOOKA!!! 俺が生存者 Take overこの場でGame over
低能がBATTLEの専門家 トラウマもラップで正当化」
いきなりハイスピードでぶちかますT-PABLOW。
バズーカー→テイクオーバー→ゲームオーバー→低能が→専門家→正当化と韻踏みまくりノリまくり。
さらに「お前は苦労が無ぇからこのフロウを確実に真似はできねぇだろ」と挑発。
挑発にノッて、見事に乗りこなす裂固。
「本当にそんなレベルで俺に勝とうだなんて甘い考え無いハンパねぇ」
乗せ方がガッツリかっこよくて、後半の「甘い考え無いハンパねぇ」が「あーまいかがーねえはーんぱーねー」と読経か民族音楽のようにも聞こえてくるトリップ感。
すげぇ。
ROUND1はモンスター勝利。
第2ROUND。
T-PABLOW「アクセントここに合わせて詰め込むだけだ言葉だわかるか吐き出す弾丸」
とまた凄いフロウ合戦に持ち込む。
裂固が「自分を信じ この場所に立ってるそう位置につきながら1、2争う様に神の導き 俺の満ち干き」
とチャレンジャーとしての立場を表明する。
T-PABLOWもモンスターとしての立場を表明して、「Hold onされてもかます東京で即興」で〆る。
そして、裂固、ラストもかます。
「まるでコオロギ もしくはコーモリ
俺 夜行性 可能性導き出してる
そう この場に全くない妥協点
そう 読点合わせてる脳天」
「コウロギ」→「コーモリ」を(おおおい)で韻を踏み、
「コーモリ」の「おお」を継いで「夜行性」(あおおえい)へ。
さらに「夜行性」「可能性」(あおおえい)で堅く踏む。
そして「コーモリ」の流れの「この場に」(おお*い)と踏んで、
「夜行性」「可能性」と同じく(あお)で始まる「妥協点」(あおうえ)からの「読点」「脳天」。
韻の連鎖を爆発させた。
だが、ROUND2、モンスター3チャレンジャー2で、モンスター勝利。
勝負終了後、裂固が
「真っ向勝負してくれてありがとうございます」
と笑顔で一礼。爽やか!
3rd Season Rec1が終了。
後半は、3rd Season Rec1の振り返り。
ぼくは、崇君VSDARTHREIDERのBATTLE(神回「フリースタイルダンジョン」病んでるヤツらが常に勝つ、闇の世界へどうぞ)が最高だったと思います。(テキスト/米光一成 イラスト/小西りえこ)